明治座雑感「ありがとう」

皆さん、おはようございま～す　「傾城反魂香」二幕のレポを書く前に。

色んなことに「ありがとう」と思った明治座での２日間。

ほんとは２３日に行きたかったライヴがあって、どうしようかなと思っていたのですが歌舞伎を取りました。

歌舞伎を取ってよかった～

今朝はその「ありがとう」を書こうと思います。

いつも歌舞伎をひとりで見ていることが多い私ですが２４日は歌舞伎仲間と合流してみんなでワイワイ話すという・・・嬉しい日でした　私と楽しい時間を過ごしてくれた新しい友人の方々へ「ありがとう」！歌舞伎でつながるご縁ていいな♪みんなでワイワイ歌舞伎のお話とかー・・・初めてでした♪なんて楽しい！またおじゃましちゃおうかなｗ

そして私、今月は何回も明治座に通ったもので、かなり細部まで（仕掛けとか）２５日は見ていたのですよ。素晴らしい舞台を見せてくださった役者さんがた、鳴り物さん、義太夫さん、大道具さん小道具さん、黒子さん、後見お勤めの方々、全ての皆さんに「ありがとう」！　

後見の方が蜘蛛の糸を取り除かれる様子もちゃ～んと見ておりましたｗ　

あの蜘蛛の糸って薄い紙でできているんですよね（飛んできたのを私も少しもらいました）。

（思い出したのでちょっと書きます。花道での蜘蛛の精と大将　源頼光の攻防が迫力があって好きです。蜘蛛の化身は足を鳴らしたりして派手に脅すわけですが、涼やかな気迫で一歩も譲らぬ大将頼光。そして蜘蛛の精が投げた糸を刀で受け止めるのですよ。あの場面、本当に見応えがあってかっこいい！！

勧進帳でもそうですけど、弁慶は豪快な感じですが、同じく静かな気迫で相対する富樫左衛門も難しい役だと思います。動きは静かな役であるけれども、気迫は熱く同等でなければいけないわけで。門之助さんもそういうお役がうまいな～。花道の攻防、今も目を閉じたら浮かんできます）

おもだか一座の舞台は楽しいです。なぜなんだろうと考えたところ、大元は、猿翁さんのアイデアがぶっ飛んでいるからなんですねｗ　観客を楽しませるために（というかご自分の描くエンターテインメントの世界のために）そこまでやっちゃうのですかｗみたいな。

松竹さん！よくぞ「傾城反魂香」序幕からお見せくださいました。狩野四郎次郎元信の情熱と誇りが入った赤い虎に魂が入った場があってこその土佐の館で御座います。それを熱い演技もうまく、姿も美しい市川門之助さんというベストな配役で見せてくださった松竹さん（及び配役ご担当者様）に、声を大にして「ありがとう！」　「傾城反魂香」二幕も右近さん＆笑也さんで適役でしたね！