八百屋お七の油絵ができるまで 2 | 油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING

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絵師のはしくれ、西本竜雲のブログです。自分で描いた歌舞伎役者絵をこちらでご紹介させていただきます。ほぼ毎日歌舞伎関連のことを綴ってます♪★励ましのお便り、歌舞伎の役者絵(油絵)のご依頼等はryuun . kabuki . pictures@gmail . com まで♪←スペースなしで

皆さん、おはようございま~すラブラブ 


今朝はベートーベン交響曲第7番(通称 ベト7)を聴いて、のだめカンタービレな気分です(笑) 


さて、先日の続きの「八百屋お七の油絵ができるまで」をお見せしま~す。

先日はお七が大体できたところまでお見せしました。 見ていない方は1からどうぞハート →1の記事


7お七の後ろに何かが!
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1245.jpg

実はこれ、黒子の頭ですw 火の見櫓のお七は人形振りなので、後ろで黒子がお七を操っているように見せているのです。人形振りなのに黒子を描かないのはありえないと思って、黒子まで描きました(笑)


8向かって右側にもう一人黒子が!
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1247.jpg
なんとですね~・・・黒子が2人いるんですよ!それならば両方描かなきゃ意味がないと思って2人描きましたw そして、背景には櫓の足を描いています。


9櫓ができてきました♪
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1251.jpg

私は基本的に見たとおりに描く画風ですが、そうはいっても人物が一番大事なので、大体背景はラフな感じに描きます。写真じゃないので、そこまで厳密である必要はないと思うんです(笑) 


10左の梁を描き始めました
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1252.jpg

ところで、なにげに右側の黒子さんの足がチャーミングラブラブ


11完成・・・したように見えますが、まだです
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1257.jpg
細かくてひつこい性格で着物の柄を描き始めました。


・・・嘘ですよ(笑) 


細かいのは油絵を描いている時だけなんです。普段はびっくりするくらい大ざっぱ!

大ざっぱな私には、一回間違えたら終わりな水彩画は鬼門です。大ざっぱな方、油絵やりましょう(笑) 


冗談はおいといて、「ここは押さえておかなくてはいけない!」というところは細かく描きます。八百屋お七の場合、それが着物の刺繍だと思いました。 


12刺繍を描いて完成で~す音譜
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-DCIM1263.jpg

この絵では刺繍がこだわりでしたw

言わないとわからないところですね(笑) 


お七は素敵なモチーフですね音譜 

上の絵のモデルは中村福助さんですが、市川猿之助さん(当時 亀治郎さん)のお七だとこんな絵でした。
油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING-2012020511120000.jpg
こちらは髪を振りほどいてからのお七でした。


お七、いいなぁ。ほんと好きだなぁ。歌舞伎の本公演でやってくれないかしら。。


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