まるで梅雨の様に長い前線が大陸から続き、お盆はずっと雨の様です。
外に出るのは墓参りだけで終わりそう。
宿題もあるから勉強もしなくちゃいけないんだけど、終戦の日を前に悲しい機体を作る事にします。
大型の戦艦や空母を一撃で沈めるロケット推進の爆弾。
操縦するのは若者達。
敵艦の近くまで大型爆撃機の腹に吊るされ、攻撃直前に移乗。
母機から投下後ロケットエンジン点火、敵艦に体当たり。
人間が操縦する誘導ミサイルが多数使われました。
その人間爆弾の練習機です。
圧倒的物量の前に起死回生を信じて厳しい訓練を繰り返し、多くの若者が出撃、敵艦に近づく前に母機もろとも撃墜され、戦果は僅か。
開発から実戦まで無念の塊。
大戦後半の兵器は悲しいものが多いのですが、特にこれは最初から死ぬために練習するという究極に悲しい機体です。
完成するのは来年の今頃のなるかも・・・。

