本来季からカンザスシティー・ロイヤルズの指揮を執ることになった北海道日本ハムファイターズのトレイ・ヒルマン監督。この日行われた就任会見では、随所に日本の話が出てきた。

「適応、調整、克服」という言葉をよく使うヒルマン監督は、これをモットーに日本ハムを2年連続の日本シリーズに導いた経験を紹介。「日本では攻撃面に関しては、創造性を追及する必要があった。昨季は本塁打数がパ・リーグ1位だったが、今季は盗塁を除くすべての部門が最下位だ。だから、調整が不可欠だった」

 ヒルマン監督はその上で今のロイヤルズに必要なものを「投手力、守備力、得点力」と語る。特に、今季ア・リーグでワースト2と弱さが露呈した得点力については、「塁上で動けば、相手チームにプレッシャーを与えられる。もちろん本塁打や長打も好きだが、まずは攻撃を多様化し、チャンスを広げることが重要」と持論を展開した。

 会見では当然のように、日本の選手をロイヤルズに勧誘するかどうかという質問が出た。ヒルマン監督はこれに対し、「ロイヤルズは世界に目を向け、優勝や連覇ができるチームを作りたいと考えている。そのことは理解しているが、日本ハムやほかの球団の選手を積極的に勧誘するつもりはない。ただし、メジャーでのプレーを心から望む選手がいれば、喜んで手助けする」と答えた。