韓国は2007年アジアカップの3位決定戦(28日午後9時35分、韓国時間)で宿敵日本と対戦する。2005年8月7日に大邱で行われた東アジア大会で対戦(1-0で日本が勝利)して以来、2年ぶりに行われる運命のAマッチだ。
このニュースは、試合が行われるインドネシアのパレンバンでもひときわ注目されている。なぜなら決勝戦よりも韓日戦により大きな関心が注がれているためだ。もはや韓日戦はアジアといった地域的レベルを超越してしまっている。イングランド-アルゼンチン戦、ブラジル-アルゼンチン戦、イングランド-フランス戦、ドイツ-ポーランド戦などとともに、国際サッカー連盟(FIFA)が指折るライバル戦として成長したのだ。しかしこれとは裏腹に、決勝戦が行われる首都ジャカルタは早くも静まり返っている。
こうしたことからも、この試合は3、4位決定戦とはいえ、決して負けることのできない一戦となった。その上、今大会の3、4位決定戦には、2011年アジアカップ本戦行きのチケットが懸かっている。アジアサッカー連盟(AFC)は最近、2007年のアジアカップで1-3位に入賞したチームには、2011年アジアカップでの本戦進出を約束するとした。
客観的な戦力では日本が一枚上手といえる。ピム・ファーベーク監督も「今大会では日本が一番印象的だ」と称賛している。組別リーグでC組を1位(2勝1分け)通過した日本は、ベスト8で優勝候補筆頭のオーストラリアと1-1で引き分け、これをPK戦(4-3)の末、下した。準決勝ではサウジアラビアに惜しくも2-3で敗れたものの、5試合で実に11得点をたたき出す力強さを発揮した。
一方の韓国は1勝(3得点)しかしていないにもかかわらず、ベスト4(総合成績1勝1敗3分け、PK戦はFIFAの公式記録では引き分けとされる)進出を果たした極めて「まれなケース」とされている。
これに加えて、韓国はイングランド・プレミアリーグ(EPL)に属する朴智星(パク・チソン)、李栄杓(イ・ヨンピョ)、ソル・ギヒョンといった主力を欠いているのに対し、日本には2006-07シーズンのスコットランド・プレミアリーグで年間最優秀選手(MVP)に輝いた中村俊輔(セルティック)や高原直泰(フランクフルト)などヨーロッパ仕込みの主力が布陣している。
しかし、Aマッチでの歴代対戦成績は、38勝12敗18分けと韓国が大きく勝ち越している。両チームは、1998年フランス・ワールドカップ(W杯)の予選で対戦して以降、アジアカップの本選で一度対戦しただけで、FIFAやAFCが主催する大会では一切対戦していない。このほか、アジアカップでは88年のカタール大会で対戦しているが、このときはファン・ソンホンとキム・ジュソンが相次いでゴールを決め、韓国が2-0で勝っている。
とにかくサッカーは、相対性が大きく影響してくるスポーツだ。特に韓日戦では、こうした傾向が強いといえる。 28日、勝利の女神は果たしてどのチームに微笑むだろうか