OECD諸国の貧困率  
1 メキシコ 20.3
2 アメリカ 17
3 トルコ 15.9
4 アイルランド 15.4
5 日本 15.3
6 ポルトガル 13.7
7 ギリシャ 13.5
8 イタリア 12
9 オーストラリア 11.9
10 スベイン 11.5
11 イギリス 11.4
12 ニュージーランド 10.4
13 カナダ 10.3
14 ドイツ 10
15 オーストリア 9.3
16 ポーランド 8.2
17 ハンガリー 8.1
18 ベルギー 7.8
19 フランス 7
20 スイス 6.7
21 フィンランド 6.4
22 ノルウェー 6.3
23 オランダ 6
24 スウェーデン 5.3
25 チェコ 4.4
26 デンマーク 4.3

「OECD諸国における所得分配と貧困」では、日本の貧困率はメキシコ(二〇・三%)、アメリカ(一七・一%)、トルコ(一五・九%)、アイルランド(一五・四%)に次いで五番目の一五・三%。最も貧困率の低い国はデンマークで、四・三%(表を参照)。
 貧困率とは、所得の中央値の半分以下の所得で生活している人の比率。日本の中央値は〇二年で四七六万円だから、二三八万円以下の所得の人が一五・三%いることになる。
 この貧困率は、税や社会保障などによる再分配後の所得だが、当初所得での貧困率では、フランス、ドイツ、ベルギー、デンマークのほうが高い。つまり、デンマークなどは、市場での所得は日本より格差があるが、再分配によって格差がかなり縮小しているわけである。政治の役割である所得再分配が、日本ではいかにその役割を果たしていないかが示されている。
 また、九四年の日本の貧困率が八・四%だから、一〇年で二倍近く増加したことになる。