桜と打ち子② | 手帳~思い出~

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引き続き桜と打ち子の話題。



前回は客側の使う打ち子の話でしたけど、

今回は店側が使う打ち子について。



店側が使う打ち子には、大きくわけると2つあって、


一つは店側の設定を知る人物が個人的に(私腹をこやすため)

打ち子を使うパターン。

常連等に設定を流しているという場合も含む。


それともう1つは

店ぐるみで組織的に打ち子を使うパターン。



おそらくほとんどのパターンは前者の場合が多いと思う。

パチンコ屋は現金商売でこういった不正が非常におこりやすい体質で、

こういった不正を防ぐために一番重要なのは会社の内部統制なのだが、

こういった内部統制をきちんと整えるのは、きちんと組織化された大手クラスでないと難しい。


同族経営の中小ではこういった内部統制を整えることは難しく、

オーナー(経営トップ)がきちんとしているか、

もしくは設定師の良心に任されているといっても過言ではないと思う。



店ぐるみで組織的に打ち子を使うパターンはいわゆる「桜」で、

イベント等で出玉を演出するためとかに使われる場合が多く、店ぐるみなぶん一番悪質だけど、

これは多人数がからむぶん大がかりでリスクが大きい。



大がかりだろうと個人の不正であろうと、

こういった店側が使う打ち子が存在することは、

一般の客からすれば、著しく不公正で損失を受ける行為だ。


桜や打ち子使うような店で打つことは、本当に損をすると思うし、

何よりそういった店でも、そこで打つ一般客がいなくなれば当然桜を使うことも、

あるいは打ち子に設定をながすこともいずれできなくなるはず。

(もちろんそんなふざけた店に未来はないのだが)


そういった悪い店の被害にあわないためにはどうすればいいか。

(もちろん上級者なら桜がいたとしても立ちまわれる店、

あるいは逆に桜の存在を利用した立ち回りというものも可能な場合もあるけれど)

それは抽選入場の店に行くというのがわかりやすいと思う。

抽選入場であるということがそういう桜や打ち子の使用にたいした抑止力があるからである。


1つの理由は桜や打ち子がいたとしても、

抽選入場だと一般客でも打ち子よりも早く入場できるチャンスがあるから、

読み次第では台を押さえることができる。


2つめは桜や打ち子を使う店のほとんどが並び順の店なのは、

台をとれるかどうかわからない抽選入場では

そもそも打ち子を使うことが非常に難しくなるから。


打ち子に複数台の高設定台(抽選で取れない場合に備えて)を教えることは、

現実的にはとても難しい。(そんなことをしてるやつはかなりの馬鹿)


なぜなら、打ち子が複数台の情報得たら、どうするか。

自分の打たないその他の台を内緒で知り合いに打たせるだろう。

(情報を流してくれる店の人には台が取れなかったといえばいい)

そうすれば、ピンハネされる打ち子稼業よりおいしい。


つまり店側が打ち子をつかうからには

きっちり指定台をつもってくれないと困るのである。

だから打ち子を使うような店は、

だいたい並び順で、早くから打ち子を並ばせている。



このようにきちんとした抽選入場は、

単に並びの弊害(割り込み、場所取り、深夜からの並び)を無くすだけでなく、

こういった店側の不正にたいする抑止効果もあるのである。