- ミリオンダラー・ベイビー/クリント・イーストウッド
- ¥3,190
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昨晩ひさしぶりに映画をみました。
「ミリオンダラー・ベイビー」
家族から愛されず、お互いに心に孤独を抱える、トレーナーと女性ボクサーの絆と、悲劇を描いたヒューマンドラマ。
二人三脚でやってきたボクサーがパンチドランカーになってしまって・・・
とたしかにドラマとかでも良くありがちな感じの泣かせるストーリーではあるんだけど、、、
女性ボクサー役のヒラリースワンクのすばらしい演技と、
クリント・イーストウッドの何も語らなくても、人生の哀愁と深みをだす存在感。
これによって後半は本当に深い感動がおしよせてくる。。。
そして若い監督では表現できないすこし古臭く少し暗い感じの映像の雰囲気が、
余計に人と人とを浮かび上がらせる。
尊厳死、アメリカ社会における貧富の差、家庭などの問題提起をしているようだが、
それよりも、
「これはシンプルなLOVE STORYだ」とクリント自身がいうように、
男女の燃え上がるような情熱的な愛情ではなく、
まさにそれと対極にあるような深く崇高な絆、愛の物語りだった。
モクシュラ「愛する者よ、お前はわたしの血」
愛の本質をつく言葉。。。
しかしクリントイーストウッドってすごい人だね。
昔の西部劇とかに出ていた若い頃から
今はもうおじいちゃんって年なのに、いつもかっこいい。
どういう生き方をしたらあんなすばらしい人生をおくれるんだろうね。
天はニ物を与えずっていうけど。。。
役者としても、監督としてもすばらしい評価を受けているし、
本当にすごい人だ。