息子の履歴書 その2 | ぶきっちょさんの平和な日常。

ぶきっちょさんの平和な日常。

平和な日常、以外の事も起こるかもしれないけど、
起こらないで欲しい!!

そんな願いを込めながら、
ゆる~いブログを目指します。

息子が高校を卒業する年

パンデミックが始まった

 

その頃には

息子の不安障害 強迫性障害も酷く

 

でも逆に…

世間が息子に追いついたと思うくらい

 

マスク 消毒 手洗いが

徹底されるようになり

 

行動制限もあり

ある意味、

過ごしやすくなった部分もあったけど

 

不安は倍増されて行った

 

そんな中、

進路を決める息子は

通信制の大学を選択した

 

大学の入学金と授業料30万を払い

 

何もしないまま1年が過ぎ

 

退学届を出した…

 

 

世間から見れば

親バカだと思うし

子供に甘いと見えるだろうな…

 

でも、息子が学校に行けなくなった時

オッサンに言ったのは…

 

世の中にはある日突然、

事故に遭い

身体が不自由になってしまう人もいる

 

うちの息子は

心が不自由になってしまったんだと思って

見守ろうよ

 

と。

 

息子の不登校のキッカケは

虐められたわけでもないし

コレと言った原因も無かったのかもしれない…

 

ただある時を境に

自分の身体と心が

思うように動かせなくなってしまった…

 

(起立性低血圧 過敏性腸症候群 

自律神経失調症などの診断を受けた)

 

確かに

幼少期から過敏な性格で繊細な子だった

 

それは私から受け継がれたことかもしれないし

未熟な私の影響もあったと思う

 

でも

こんな親には勿体ないほど

素敵な子

 

だから…

この子が生きていてくれれば

それでいいと思った…

 

この子にはこの子のペースがあって

それが人と違うのなら

それでいいと思った…

 

どんなに辛くて藻掻いても

親は代わってあげられないし

 

どんなに急かしても

本人が動けなければどうにもならないし…

 

死ぬまでは

生きないといけないし…

 

 

でもね、どうせ生きてるなら

死んだように生きるのはやめようよ…

 

一生をかけて

自分探しの旅をすればいいじゃない

 

何かに失敗したと思っても

どんな事でも無駄なことはないよ

それが一つの経験になるんだよ

 

どんなに足掻いても

どうにもならない時はならないけど

 

ある時ふと何となくいい感じに

動き始める事もあるよ

 

結局は…

縁と運とタイミングが

必要なんだよね…

 

 

息子にはそんな事を話していた

 

 

それでもやっぱり…

 

 

躁と鬱を繰り返し

極度の不安から身体に異変をきたし

 

生活に支障が出る状態が続いた

 

 

続く・・・