⚠️猫の遊びによる攻撃行動の対処法⚠️


飼い猫が時に人を咬んだり、引っかいたりすることで、悩んでいる方がいらっしゃいます。

今日は、その対処法についてお話ししたいと思います。


「狩り」や「縄張り争い」の予行練習でもある、遊びの行動がエスカレートしたものが、「遊びによる攻撃行動」です。


遊びは、子猫が正常に発達するためには必要ですが、遊びであっても飼い主を攻撃する行動パターンを身につけると、飼い主への攻撃行動が起こりやすくなってしまいます💦


これは、若い猫の単独飼育、室内飼育の猫に多い傾向があります。


それは、子猫同士で行う遊びや捕食行動が人に向けられてしまうためです。

もし複数で飼っている場合は、子猫同士で遊ぶので、その行動が飼い主に向かう事は少ないです。


ではどうしたら良いのでしょうか?


対処法としては

1、手足を使った遊びをしない

2、おもちゃを使って十分に遊ぶ

3、人の手足に来た時は、止まる隠す立ち去るなどして相手にならない

4、チャンスがあるのなら、猫同士で遊ばせる(諸注意あり)


1、手足を使った遊びをしない

手にじゃれつく子猫は本当に可愛いですが、それは手足を使って遊ぶことを教えているのと同じことです。

今すぐにやめましょう。

遊ばせる気がなくても猫がじゃれつくなら、「手足を使って遊ぶ」ことを教えているのと同じです。


2、おもちゃを使って十分に遊ぶ


「遊びたい」という欲求を十分に満たすことが大切です。

十分満たすために、短時間、頻回行いましょう。

例えば、「1日2〜3回を15分」などです。

おもちゃの形態はさまざまですが、自然の獲物に近いもの、ネズミサイズ、羽などがあります。

リアルなファーなどは動物福祉の観点からオススメしません⚠️

行うタイミングは、空腹時、薄暗い時間帯や場所がオススメです。

どんなおもちゃでも誤食には充分注意し、初めて与える時は必ず飲み込まないか確認しましょう。


3、人の手足に来た時は、止まる隠す立ち去るなどして相手にならない

動いたり、騒いだりすると、狩猟本能が刺激されるので余計にやるようになります。

なぜなら、獲物を捕まえる時、獲物も暴れたり騒いだりするからです。

止まる、隠す、立ち去るなど、手足で遊ぶ状況にならないよう工夫します。

例えば人が歩く時にじゃれついてしまうなら、おもちゃを持って移動し、手足ではなくおもちゃ(噛んでもいいもの)に行くように対策しましょう。


4、チャンスがあるのなら、猫同士で遊ばせる

これに関しては、相性もあるし、猫同士の感染症の観点からも、十分慎重に行う必要があります。

動物病院などで実施しているところがあれば、利用してみるのもいいと思います。