今日はウェルッシュコーギーについてお話します。
ウェルッシュコーギーは2種類あります。
一つは、耳が丸く尻尾の長いカーディガン、
もう一つは鼻と耳が尖った、キツネ顔のペンブロークです。
カーディガンは、イギリスのカーディガン地方の犬とスウェーデンの犬を交配させた犬です。
ペンブロークはイギリスのペンブロークシャー地方でスピッツ系の犬と、カーディガンをかけあわせてつくられたようです。
農家の牧羊犬として飼われていましたが、王室の犬としても有名です。
コーギーはウェールズ語で「犬」という意味です。
ウェルッシュコーギーはとてもパワフルで、弾丸のような勢いのある犬です。
なのでそういった元気のある犬と一緒に暮らしたい人にとっては、うってつけの犬でしょう。
コーギーは牛のかかと(ヒール)に噛みついて、群れに戻す「ヒーラー」という仕事をしてきました。噛まれた牛が嫌がって、後ろ足で蹴ろうとした時にケガをしないように、コーギーの足は短く作られています。
大きな牛を追うには、タフで気が強い犬でないと務まりません。
また、一頭残らずまとめるために、あちこち見張る繊細な部分も持ちます。
こうした性質を持っているため、自分がイヤと思うことを受け入れにくい面もあります。
こういった背景から、退屈させてしまうと、
吠えたり、噛んだり、ものを追う行動が、
問題行動に発展することがあります。
しっかりとエネルギーを発散させ、早いうちからトレーニングをして、飼い主さんが犬をコントロールできるようにしましょう。
抜け毛が多く、ブラッシングが必要になるので、体を触る練習をしましょう。
また太りやすい体質のため、体重管理を行います。