いよいよ入院の日がやってきました。
家を出る時、
お腹の中で一緒に過ごしたベビちゃんとの日々を噛みしめました。
午後に入院手続きを済ませて、お部屋へ。
広々とした綺麗な個室で、少しびっくりしました。
処置後はシャワーを浴びることが出来ないので、シャワーを浴びました。
そして、間もなく1回目の処置が始まりました。
ほかの妊婦さんの目を避けるように配慮してもらったのか、産科病棟はしーんとしていました。
処置が始まる前、
「赤ちゃんが動いているか見ましょうね」
「あぁ動いてますね」
私にはエコーを見せないように確認をしていましたが、
私は見たいような見たくないような複雑な気持ちでした。
処置は、ラミナリア という海藻で出来た棒を子宮口に入れ、水分で膨らませて子宮口を広げるものになります。
ラミナリア は4本入れました。
痛い…
ズキズキするような痛みが波のように訪れます。
横になりながら、
母に夕方まで付いてもらっていました。
18時、1人で夕飯の時間。
食欲がない訳ではなく、体力を維持する為にも食べようとほぼ完食しました。
間もなく、カットスイカをお土産に旦那さんが来てくれました。
部屋が立派だね〜なんて話をしながら、
仕事終わりで疲れているだろうに、ただ手を握って1時間弱付き添ってくれました。
再び1人になって、テレビを見ながらボーっとする時間。
初めての入院。
消灯前に夜勤担当の助産師さんが見回りでやってきました。
4月の検診でお話した助産師さん。
「あれ、初産?どこかで会ったことあるような…」
「先月の保健指導でお会いしてます」
「そっかそっか!…大丈夫?ごはんは食べられた?」
優しく話しかけてくれた助産師さん。
不安の糸が解けるように、手で顔を抑えて
「ごめんなさい…」
とわんわんと泣いてしまいました。
何でこうなってしまったのか…?
これは本当に正しい決断だったの…?
ベビちゃんとあと少しでお別れする状態で、色々な感情が溢れ出しました。
「赤ちゃんがダメなことはわかってるけど、今決断したことが正しかったのか…けれどこのまま妊娠を継続して亡くなっても辛い、産まれてきてすぐ亡くなるのももっと辛い…けど自分の都合じゃないか…」
助産師さんは私の目を見ながら
「辛かったね…」
「んー、これだけ小さいのは、赤ちゃんの問題がほとんどで、お母さんのせいじゃないんだよ。これ以上妊娠を継続しても、もっと辛いことがあるだろうし、何を選んでも間違いじゃない」
「頑張ったね、辛いね」
抱きしめてくれた助産師さん。
涙が止まらなくて、全てを吐き出すように身を委ねました。
とても救われました。
優しくされるだけ涙が出る。
寄り添ってくれるだけで救われる。
ありがとう。
その後、少しは眠れるかな…とアロマを焚いてくれた優しい助産師さん。
「夜誰かに付き添ってもらわなくて大丈夫?」
と気にかけてくれた助産師さん。
大丈夫です
と答えたけれど、中々寝付けなかった1日目の夜でした。
つづく…✾