看護師歴32年 「ただ在るということ 〜看護師として見えてきた今ここ〜」

看護師歴32年 「ただ在るということ 〜看護師として見えてきた今ここ〜」

看護師として多くの人と関わる中で見えてきた
心の苦しみや条件づけの仕組み

「何かになろう」とする力を少しゆるめ
今この瞬間を静かに生きるための気づきを綴っています

私はずっと忙しかった
 

どうすれば安心できる?

どうすれば幸せになれる?

どうすれば苦しみがなくなる?

どうすれば人間関係がうまくいく?

どうすれば愛される?

どうすれば失わないの?

どうすれば正しく生きられる?

ずっと、ずっと考えていました

 

ある時気づいた

まるで

私は夢の中の火事を

必死で消そうとしていたんだと・・・

 

火事が悪いわけではない

怖がることが悪いのではない

ただ、夢を現実だと思っていた

 

火事を消そうとしていた私

それさえも夢の一部だったことに

 

守るべき私

傷つく私

安心を手に入れたい私

幸せにならなければならない私

その私を中心に人生を生きてきた

 

本当に守る必要があるのでしょうか?

探してみると実体はありません

 

あるのは

思考や感情や出来事が現れては消えていくこと

そして、それに気づいていることだけ

 

すると、人生は深刻な戦いではなくなります

 

「あぁ、今こんな場面なんだ」

「そう来たか」

そんなユーモアさえも生まれます

 

どこかへ行く必要もありません

何かを手に入れる必要もありません

安心も、愛も、至福も、最初からここにある

 

今日も私は

夢の中の火事を消そうとしている自分に

少し笑っています