看護師歴32年 「ただ在るということ 〜看護師として見えてきた今ここ〜」

看護師歴32年 「ただ在るということ 〜看護師として見えてきた今ここ〜」

看護師として多くの人と関わる中で見えてきた
心の苦しみや条件づけの仕組み

「何かになろう」とする力を少しゆるめ
今この瞬間を静かに生きるための気づきを綴っています

そもそも「私」という感覚そのものが
この対立構造の始まりでもあります

「私」が現れることで
欲望が生まれ
防御が生まれ
比較が生まれ
罪悪感が生まれ
自己否定が生まれ
支配やコントロールが始まる

“私の人生”という物語が始まった瞬間から
世界は「私」と「それ以外」に分かれていく

けれど
本当に最初から分かれていたのでしょうか?
右と左のように
陰と陽のように
表と裏のように
本当は最初から
一つのものを人が分けて見ていただけなのかもしれません

すると
戦わなくていいものと戦い、
否定しなくていいものを否定し
欠けていないものを埋めようとしていた
その構造そのものが見えてきます

「一つになる」のではなく
最初から分かれていなかった

その視点に立ったとき
対立によって成り立っていた世界の見え方が
静かに変わり始めます