1,本編前に、メインキャスト紹介

 本編「アース・ディフェンダーズ」では登場人物が多いので、ここでリストアップします。

1,ゴードン/妻(デール・アーデン?)⇒戦略AIダイナック/息子リック

2,魔術師マンドリン/息子クシン

3,マンドリンの用心棒ローター/息子LJ(ローターJr)

4,ジャングルの王者ファントム/娘ジェッダ

5,ミン/息子クロタン/戦略AIオクタン

―本編視聴には、《〇〇の子供/親、AI》位の認識で大丈夫ですw

 先週4話途中でタイムアウトしてしまったので、今回は4話目から。

 再生速度は1.25―これが、字幕作成+自動翻訳には丁度いい速さで見易いです(セリフ過多だと高速で読み切れない時があります)。

 

2,劇場版「謎の書」後半

④移動カーニバルがやってくるーその日がマンドリンの誕生日なので、クシンは何かプレゼントしようと思案して、マンドリンの図書館で見つけたエニグマの書を見ると、白紙のページに魔法の薬が表示された。

 リックの誘いで、アース・ディフェンダーズの一行はカーニバルを見に行く―皆が出し物を見て回っている間、クシンは書物に出た薬を求めて興行主カリハリの魔法品収集部屋に無断に入り込むーそれをカリハリに見つかるが、クシンがマンドリンにプレゼントしたいと話すと、マンドリンに一物持つカリハリはクシンが欲しいと思っている薬を売り渡す。

 クシンは、喜び勇んで買った薬をマンドリンに渡すが、マンドリンは不審に感じるーゴードンが横から不意に手を出したので、マンドリンはそれを取り落し、薬の蓋からガスが噴き出しそれにより大人たちは小さくなってしまう。

 マンドリンら大人たちはカリハリらから逃げ回るが、捕まってしまうー押し込まれた織檻で、カリハリの雇い主だった夫婦から彼にカーニバルを取られたと話すが、大人たちはますます小さくなっていく。それを止めるために、解毒剤を探しにカリハリの収集部屋に侵入。

 元に戻った大人たちに、凝らしめられたカリハリは円盤で逃げ去る。

⑤マンドリンは荒野で悪魔に襲われる夢を見て、クシンも同じ夢を見ていたーそれにマンドリンは胸騒ぎを感じた。

 その朝、ダイナックが異常なエネルギーをストーンヘンジの島で感知するークシンも夢で胸騒ぎを覚え、エニグマの書でヒントを探すと白紙のページで円形のストーンヘンジが現れた。マンドリンも同じ処を調べていたので、クシンはエニグマの書に浮かび上がった図を見せる。マンドリンは、すぐにクシンにそれの図を書き写すように命じて、エネルギー発生地であるストーンヘンジに向かう。

 クシンが図を書き写すのを待つ子供らは、親がどうしているか気にしているとクシンがエニグマの書で大人たちの危険を知るーその頃、ストーンヘンジにいる大人たちはそこに現れた悪魔に石化され、マンドリンにエニグマの書を渡せと迫る。

 マンドリンは、エニグマの書を知る老人の所に駆け込むー老人は、エニグマというのはクロノスという悪魔と戦った別次元の人物で、クロノスによって書物に変えられ、エニグマの世界を破壊されたと話し、皿にクロノスはエニグマの書の力で宇宙を支配しようとしていると分析した。

 クシンら子供らはエニグマの書を手に、マンドリンは魂を水晶玉に移した老人と共に、ストーンヘンジに向かった。

先に着いたクシンらは、クロノスが書物を欲しがっている事を知り、渡す代わりに親を解放しようと持ち掛けるがクロノスは大人たちを化け物に変え子供たちを襲わせるークシンは、エニグマからある情報を教わる。

 到着したマンドリンに、先ほど示した図通りにストーンヘンジを組み立てるよう指示するーマンドリンと水晶の老人がストーンヘンジを整えるまでに、クシンはエニグマの書と引き換えにクロノスから首飾りを受け取り、それを祭壇に置くとエニグマは本来の姿に戻り、クロノスを封じる。

 エニグマは、クロノスによって破壊された世界が戻っていると告げると、帰っていく。

 

3,奇天烈な「謎の書」

 ミンと無関係なーRPGか、「サイボーグ009」の《天使と悪魔の戦い》のような展開に、思わず

「なんじゃあ、これは!!」

と深夜に関わらず、ちょっと叫んでしまいました;;

 その上、最後にマンドリンがクシンに

「書物は偉大な先人によって書かれた物なんだよ」

と話し、クシンも書物と友達になるというそれまでの話は何なんだろうというー教訓的な話になっていました。 

 

 本編に挿入されたTVエピソードは、

#31「神秘の書」#32「未来は一度だけ来る」#33「クシンと幽霊船」#34「カリハリのカーニバル」#35「エニグマの書の謎」

の5本で、脚本は最初と最後は同じ人で中3本はそれぞれ違う人が担当―内容確認しあっていないのか、中3本はエニグマさえ出せばいいという適当な感じに見えました。

 そのせいか、その後に劇場版「クロタン王子」「オロスの首飾り」に編集される連続エピソードには、1人がまとめて書く形式になりましたが、これはさすがに問題になる位なまとまりなさです(;´Д`)・・・

 

4,劇場版「クロタン王子」1話目

 ミンのロボット兵が、アース・ディフェンダ基地を急襲するが撃退され、ミンは息子にも出撃を命ずるがクロタンは全く聞かず、魔女の所に行ってしまう。

 魔女は、王子と結託してミンを皇帝の座から引きずり降ろし、彼を皇帝に据えようと考えていたーミン転覆の布石として、まずはアース・ディフェンダが開発した物体消滅マシンを利用する事にした。

 魔女から魔力を与えられた王子、イケメンボーイ・ダンに化けてジェッダに接近―ジェッダに気があるリックは、初対面の彼にお熱なジェッダと痴話げんかする始末。

 その頃、ミンは部下からクロタンが勝手に出歩いている事を聞かされ、腹を立てて彼を追う。

 首尾よくアース・ディフェンダ基地に侵入したクロタンだが、目的のマシンをどう使うか分からず悶々としている所に、ミンがー彼はジェッダを利用して基地とこれを見つけたとごまかすと、ミンはそれを信じて息子と宇宙征服をしていこうとまで考えていた。

 すっかりクロタンが化けるハンサムボーイ・ダンに心を奪われたジェッダー基地に向かう途中で彼と再会し、つい連れてきて基地内部とシステムを教えてしまうー余りに首尾よく進むので、クロタンはジェッダたちが退室するのを待てずに、リックに化けて惑星モンゴに連絡しようとして、それをジェッダに見られてしまう。

 クロタンは姿をダンに戻すと、思わず魔力で化けられるというがリックとLJにますます疑われるーだが、そんなやり取りをする内にダイナックのスイッチを押して、ミンを呼び寄せるーしかし、それが父ミンを陥れる策略だった。

 何も知らずにやってきたミンは息子が操る物体消滅マシンによって抹消され、アース・ディフェンダが彼を捕えようとするもマシン暴走で逃げられるー辛うじて、脱出したファントムが乗るミンの自家用ヘリでゴードンらは修羅場から抜け出せた。

 ゴードンらは、クロタンがミンを消してくれたと喜ぶが、それはまだ嵐の前兆だったーマシンによってチリと化したミンを、クロタンはボックスに封じてしまう。

 

5,余りにおとぎ話な、クロタン王子編w

 吹雪の中、クロタンが馬で魔女の所に向うー冒頭から、シェイクスピア「マクベス」のような展開を見せる《ミン皇帝のお家騒動》物ですが、超科学技術に囲まれた生活をしているのに移動は馬というクロタンに、それに輪をかけておとぎ話風な魔女が、本作の雰囲気から余りにも浮いていて、思わず笑ってしまいました。

 それに、前作の「謎の書」も併せて全体の流れと動きが再生速度1.25で普通に見れる位に鈍い!!

 同年代の日本では、短時間での制作期間と少ないセル枚数で極めてドラマチックでダイナミックに展開させるので、それになじんている当時の日本人からも本作を見るとかなり遅く見えてしまうじゃないでしょうか?

 

 これを見る前に、NHKBSP「世界サブカルチャー史:日本編③1980年代」を見ましたが、その時代に日本が大手米国エンタメ企業を買収しまくるという話を聞きましたーこれは90年代まで続きましたが、欧米の男性研究者は

「当時は、日本は中身まで追求していなかった」

といった見解をしていましたが、米国企業は日本独自の感性や技術など様々なソフトハード両方を吸収し、素晴らしい作品を次々と発表しその流れで今の日本との関係を築いたのは揺るぎない事実ですーそれに、日系企業が特に勢力伸ばしたTVゲーム業界は 今でも称賛されています。

 米国からすればそれは《芸術文化の搾取》と感じられ、日本本国でも評価は悪かったですがー今見ると、《東洋と西洋での娯楽大国同士のソフトパワー融合》と思えます。

 

 急にそんな話をしたのは、アース・ディフェンダーズ劇場版「物語の始まり」「謎の書」「クロタン王子」を見ていく内に、これらは日米での娯楽文化融合過渡期に制作されたのかと、NHKのサブカルチャー史を見てそう感じました。

 劇場版3作目「クロタン王子」からはストーリーは完全一本化されたので、今回は見切れなかった2話以降がどう展開されるか楽しみですが、昨日我慢できずラスト数分程見てしまいましたー普通に親子喧嘩でしたwよくまぁ、息子と魔女に散々な目に会わされたのに、《家で説教(?)》で済ましてしまうミンって、随分おおらかな人かもw←王子、その後のエピソードに普通に復帰していますw

 しかし、盛大に親子喧嘩する所は、さすがモンゴの暴君ミン親子らしいですw

 

 今週月曜の後に休暇入るので、月曜深夜に見れるまで見てみますw