昨日の放送分で最終回を迎えた、「サンダーボルトファンタジー」3期目―先週を見て、果たして一話でまとめ切るかと思っていましたが、予想通りに乱暴にまとめた感でしたー今期は、特にニトロプラスさんらしい壊れた世界でしたが、共作した霹靂會社と台湾の布袋戯ファンは、どう思われたのでしょうか?知りたいです。
①トリックスターな盗賊剣士―というよりも、この人何者?!
1・2期までー敵味方混乱させるトリックスターという立場でしたが、3期目では敵陣に潜り込み情報提供したり、命を狙われていた仲間を助ける算段をしたりと、随分骨を折っていましたがー最後は、仲間に文句言われてしまいます。
敵も気付かない小細工-中年剣豪が入った箱には彼を象った人形だけーは、彼らしさと優しさを感じる場面です。中年剣豪と連絡の際に、裾から人形を取り出して話している姿を想像すると、おかしいですねw
でも、魔鏡を使えこなしているのを見ると、「こいつ何者?!」と思ってしまいましたー殆どドラえもんーあの流れからして、過去で妖女の姉の骸を時空のどこかに飛ばす「のび太の鉄人兵団」な歴史改変するかと思えば、妖女姉妹に置いてきぼりされた魔剣偏愛の青年剣豪を連れてくる所が、笑ってしまいましたw←笑えない状況ですけど💦
②超キテレツ青年剣豪ー殆どラブコメ
3期目は、もうギャグキャラとしか見えないw
出てきた途端に、魔鏡で時空の狭間に飛ばされ、そこで機械技師に出会い機械の義手を取り付け貰ってからは、キテレツキャラに突き進む事にー途中からはいなくってもいい存在にー随分酷い扱いです、もうwそもそも、妖女の姉とっての天敵キャラで、彼が出てくると展開無視のラブコメモードになってしまうのがおかしいですw
最後は、魔剣の彼女を手に魔鏡で宇宙空間にー台湾布袋戯版「世にも奇妙な物語」なラストでしたね・・・
③ラストの、《魔洞窟を埋めても別の魔洞窟が発生する》という説
これは、一種のパラレルワールド―「のび太の大魔鏡」もしもボックス説です。ここでは歴史改変、妖女姉妹らの過去干渉に当たると考えられますーですが、妖女姉妹の妹は、《骸が見つからない史実に沿って骸を奪う》―《未来からの干渉も勘定済み》タイムパラドックスを利用した計画を立て実行したので、別の歴史軸が発生しない筈では?
④次期への伏線―
第4シーズン放送時までに、ラストの伏線憶えている人はどの位いるんでしょうか?映画「聖石伝説」からという日本人ファンも《エピソード毎に終わらせずに話を進める》という評価をしていますが、今回はそれでしたー断続的に放送すると、見続けていた視聴者としては困ってしまいますー次シーズンで、初見の方もいるだろうでしょうから、初回は全体的説明に費やすと思います。
――「サンダーボルトファンタジー」で、台湾布袋戯が日本に浸透してきましたー以前、米国進出で手酷い扱いをされて、海外進出がちょっと苦手意識ある霹靂會社も、今回のニトロプラス共作で様々な経験をなされましたが、日本も同様―それ以上な体験ができました。
こんな文化交流の場は滅多にありませんー両国の放送権を持つ放送局共同で、互いの人形劇作品やイベント・ミュージカル紹介や、テレビ特番物・映画を放送する企画はどうでしょう?
結構やっているのに、ネット上でしか展開していないように感じますー確かに、客層は限定的な物かもしれませんが、ツイッター見る限りでは《初めて知った》という方や改めて人形劇の魅力にはまる方も多く見られ、幅広い世代に見られているようですー台湾は日本人の人気スポットですから、このご時世、テレビで台湾伝統文芸が見られるのは喜ばしい事ですーこういうのもご検討お願いします、ニトロプラスさんと霹靂會社さん。