📰📢1月9日の情報

📰15:01 死者202人 安否不明102人に減少

石川県は9日午後2時時点で、能登半島地震による死者が202人になったと発表しました。

自治体別では輪島市で81人、珠洲市で91人、穴水町で20人、七尾市で5人、志賀町と能登町でそれぞれ2人、羽咋市で1人です。

所在が分からないとして、県が情報提供を求めている安否不明者は、9日午前の120人からさらに減って、102人になりました。


📰「3000年から4000年眠っていた活断層が動いたことになる」

能登半島地震について研究者らが報告会を開き、今回見られた土地の隆起と活発な地震活動の原因がどちらも「海底の活断層」だったと指摘しました。

東北大学 災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「海岸線から数キロ沖合にある活断層なんです」「このあたり全部活断層」
「未知の断層が今回動いたのではなく、この活断層群が動いた」
「(陸地の下にかかるから)地震動は真下で強くなり、断層が海にかかっているので津波を発生させたということになる」

遠田晋次教授は、さらに、能登半島は地質学的に見て土地の隆起が非常に激しく、「その原因も沖合にある活断層だ」とも指摘しました。今回の地震で4メートル隆起したとの報告もあることから、「3000年から4000年眠っていた活断層が動いたことになる」とも分析しています。この断層の存在は津波の予測には組み込まれていても、今は陸地の揺れの予測では考慮されていないとして、「沿岸部にある断層も陸地に強い揺れをもたらすので、評価していく必要がある」と話しました。

📰志賀原発 最大約3mの水位上昇を確認

北陸電力は、最大震度7の揺れを観測した石川県志賀町の志賀原発で、津波によって原発前にある海面の水位が最大でおよそ3メートル上昇していたと明らかにしました。
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📰 「輪島朝市」で大規模捜索が行われる

📰珠洲市で6人が災害関連死 能登半島地震では初めて確認 石川県が発表

石川県は9日、珠洲市で6人が災害関連死で亡くなったと発表しました。能登半島地震で災害関連死が確認されたのは初めてです。石川県内の死者は202人となっています。


📰明治安田生命が義援金6300万を寄付 能登半島地震の被災自治体や日本赤十字に

金融業界では、すでに大手銀行グループやほかの大手生命保険各社が最大5000万円の寄付を表明していて、明治安田生命が表明した寄付金額はこれまでで最高額です。

📰地震で志賀原発に影響「不安を感じる方多い」 早期再稼働訴えていた経団連会長

 能登半島地震によって志賀原発の設備などに影響が出たことについて、去年11月に現地を視察して早期再稼働を訴えた経団連の十倉会長は「不安を感じる方が多いので適時適切に情報提供していただきたい」と述べました。


📰50以上の学校が避難所に 100校以上が9日からの新学期を休校 文科省

能登半島地震の影響で50を超える学校が避難所となっています。9日から多くの学校で新学期が予定されていましたが、小中高合わせて100校以上が休校となっていて、被害の大きい地域では学校再開の見通しが立っていません。


📰9日午後5時59分 新潟・長岡市で震度5弱の地震 震源は佐渡付近

9日午後5時59分、新潟県長岡市で震度5弱を観測する地震があった。震源は佐渡付近で深さは10km、地震の規模を示すマグニチュードは6.0だった。津波の恐れはない。