📰📢静岡マルイ閉店発表 街なか衰退に心配の声



 JR静岡駅北口エリアにある大型商業施設「静岡マルイ」(静岡市葵区)が2021年3月下旬の閉店が明らかになったことを受けて、中心市街地の商業者や消費者からは2日、撤退を惜しむ声や、街なかの衰退を心配する声が上がった。

 「ニュースを聞いてびっくり。静岡ではマルイにしかないブランドがあったので、よく利用していたのに…」。午前10時半のオープンに合わせて入店した藤枝市の主婦(33)は残念そうに話した。
 静岡市商店会連盟の森恵一会長(72)は「大型商業施設が街なかに集積されていることが静岡市街地の魅力の一つだった」と指摘。「アパレル需要が高かった以前と顧客ニーズが変化している。商店街だけでなく、魅力ある商業施設によって街全体が活性化され、にぎわいにつなげていく必要がある」と語った。
 静岡商工会議所の酒井公夫会頭は「静岡マルイは中心市街地の核となる商業施設の一つで、同じ地区では再開発計画も動きだしているだけに残念」と強調。「中心市街地のにぎわいのためにも、閉店後の施設活用について早急な議論の進展に期待したい」とコメントした。
 
なお、
隣接する丸井グループの商業施設「静岡モディ」は営業を続け、
 旧丸井静岡店B館をリニューアルした静岡モディの1館体制に集約して経営の効率化を図る。


 そもそも静岡マルイは1969年、「丸井静岡店」としてオープン。売り場を増設して95年にA、Bの2館体制にした。2016年に幅広い年代を呼び込むため、A館を静岡マルイ、B館を静岡モディとして全館リニューアルし、若者を中心に街中のにぎわい創出の一端を担っていた。
 ところが、ことしに入って新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、営業時間の縮小などを余儀なくされていた。同市中心市街地を巡っては7月、別の駅前再開発ビル内にあった大型書店が撤退するなど、中心街の地盤沈下が懸念されている。
 丸井は静岡県内に沼津、清水、浜松店を展開していたが、04年までに撤退した。丸井グループは静岡新聞社の取材に「静岡マルイの跡地に関しては未定。静岡モディの1館体制で顧客ニーズに対応した店づくりを続ける」(広報室)と語った。

【カビゴンの私見】
中心街にある静岡マルイが2021年3月に閉店されると知って驚きました。最近では、マルイノオンガクとしてミニライブがよく行われては、よく行きましたが、これが無くなるとマルイではないと思います。最近では、にマッサージコーナーや空きスペースが目立っており、マルイ側にもやる気の無さを感じる?

跡地利用はどうなるのか、静岡の街中の重要な場所だけに注目されますね。