昨日の雨の影響か、すこし肌寒い。天気は曇り。先ほど名古屋発、博多行きの新幹線に乗車し、いま滋賀あたりだろうか。わたしは岡山へ仕事だ。

 iPhoneでランダムに音楽を聴いていた(もちろんイヤホンでだ)。

 Take Thatの「Back for Good」が流れ、妙にわたしのなかに染み込んでくるものがある。だから繰り返し聴いている。もうすこしで10回くらい繰り返している。

 この曲は高校2年の時、友達5人で愛知の山奥にテントを張りキャンプをした。その時に友達の功がこのCDとGinbrossams、Oasisなどをヘビーに流し、僕の中では夏のイメージとなっているところがあった。「Stand By Me」ではないが火をおこし、肉を焼き、ナイフで剥ぎ、将来の話をした。そのときに流れていた。

 20年も前の話である。Take Thatのメンバーもしっかりオヤジになっている。一度解散して、復活して、メンバーが戻ったり、脱退を繰り返し、今でも頑張っている。YouTubeで最近の曲を観たがよい曲だった。17歳の僕らにしたって腹がでてきた奴もいれば、集まれば保険の話や子供の話だ。先日、厄年の集まりの案内のハガキだって届いた。それぞれ、あのときとは違った不安や悩みがあるだろう。いままでそういうものと戦いながら、すこし負けて、たまに勝って、引き分けを繰り返しここまできた。きっとそういうものだ。

 京都を過ぎた、雲のすきまから陽がさしこんできた。