風邪をひいた。だいぶ良くなった。明日には治ると信じている。
 喉の痛みから始まり、鼻水が大量に流れ、咳が頻繁にでた。いつも通りである。雲行きが怪しくなり、大量の雨が降り、雷鳴が轟く、まるで夏のゲリラ豪雨のように段階を踏んで僕を弱らせた。
 
 何年か前からそこに腰痛もはいるようになった。ルーティーンでいうと喉の痛み→鼻水→咳→腰痛である。たぶん咳を多くすると腰にくるのである。万年腰痛に悩まされることはないがやはり仕事が忙しいときや季節の変わり目、そして風邪の終わりには腰痛になる。悲しいものである。だから今夜も一時間くらいゆっくり湯に浸かる。30を越えて長風呂と湯豆腐を好きになったことは幸せなことだと思う。

 そうだ、明日は湯豆腐にしよう。


 追記
若い頃は風邪をひいていることに気をつかなかった。馬鹿は風邪をひかないではなく馬鹿は風邪を気がつかないと思う。そして風邪に気がついてしまうと死ぬんじゃないかと寂しい気持ちになった。若い風邪は腰痛ではなく、寂しさがやってくるのだと思う。