ポケストップ巡りながら
家の近くの公園に差し掛かった時のこと
子猫が道路の端に横になっていた
今日は暑すぎず昼寝かとも思ったが
すぐに気がついた
血が出てる・・・
血でない何かのシミも見える
口の中で毒づきながら行き過ぎようとも思ったが
そのまま更に引かれては可哀想な気がして
自転車を止めて近づく
小さいその首根っこを掴む
へばり付いてないように
心のなかでそう思いながら持ち上げる
今までも何度かあったが死んだあとは見た目より重く
血が乾いていると持ち上げるのも苦労する
そんな考えを吹き飛ばすくらいに軽く持ち上がる
それだけじゃなかった
柔らかい・・・そして血が一筋流れる
まだ時間が経ってない
が、反応はなく首も垂れている
もう少し早く私が通りかかったら助かったかも、と思いながら
公園の中に埋めようと持ってきて
そっとお腹に手を負いた
やはり柔らかい
ひょっとしたら仮死状態で助かるんじゃ
ふっと考えが頭をよぎる
しかし、反応はない
しかし、柔らかすぎる
指先で脈をとれるほどの経験技術はない
そう考えた時には片手に子猫を持って
自転車を走らせていた
揺れても首は垂れたままだし
僅かな反応もない
目から何か液体が出て泣いているように見える
すまないなぁ
そうつぶやきながら動物病院に着いてから気づいた
今はお昼休みじゃ・・・
案の定ドアは閉ざされ、無情な文言が書いてある白い紙が有る
営業時間
今はお昼休み・・・午後からは1時間以上ある・・・
絶望を感じながらスマフォから電話をかける
コール・・・コール・・・一瞬の接続
その後に続くのは当然の留守電話アナウンス
「すみません、今子猫が跳ねられていて
慌てて連れて来てるんですがダメですかね?」
ダメだろうと思いつつの言葉だったので
要領を得ない言葉を並べてしまった・・・
電話を切るもやはり人の気配なし
住居一体型の病院なので
奥にある住居用のインターホンを鳴らすか考えたが
子猫は死んでいる、もしくは手遅れであることは明らか
ソコまでする必要はあるのか
他の病院も考えたがやはりこの時間は休憩時間
子猫のところに戻ると
病院のドアが開いた
中から看護師さんが出てきてテキパキ確認する
休み時間にすみません、と謝る私に良いんですよ、との返事
手は子猫を触っていたが抱え持ち上げる
血が垂れる・・・
取り敢えず中へ入ることを促され
子猫は診察台に
聴診器を当てられ目を見られ・・・
やはり、分かっていたけど
死んでました
その後私の猫か聞かれたが違うことを伝え、
見つけた場所を尋ねられたので答え・・・
モコやガリもお世話になったことの有る、
古くは先代の犬のゆう太やアメショのベティ
元野良のシュウもお世話になっていたので
〇〇さんですよね、と名前を呼ばれ、
そうだと答える
ここで私のいやらしさを実感する
・・・きっと診察代金は請求されないんじゃないかな、と
一応7000円くらいは財布に入っているが
あっても2000円くらいじゃないだろうか、と
そう考えてた自分に気が付き
自分で自分に嫌気を覚えながらも
子猫を受け取りながらお代は、と尋ねる
その答えはやはり無料でいい、と
休憩時間なのに申し訳ありませんでした
とお礼を述べてペットシートに包まれた子猫を抱え
自転車で家に帰りました
家に帰ってからは
母親を呼び病院では一晩置いておくよう言われたことを伝えるも
夏のこの時期なので埋めてやれ、と父親から言われたので
庭に埋めてやりました
父親、母親、妹とお参りして花を飾りました・・・
外にあるゴミ箱にゴミを捨てる時
600円拾い、コレが猫の恩返しかな、と
・・・車の運転は本当に注意してください
家の近くの公園に差し掛かった時のこと
子猫が道路の端に横になっていた
今日は暑すぎず昼寝かとも思ったが
すぐに気がついた
血が出てる・・・
血でない何かのシミも見える
口の中で毒づきながら行き過ぎようとも思ったが
そのまま更に引かれては可哀想な気がして
自転車を止めて近づく
小さいその首根っこを掴む
へばり付いてないように
心のなかでそう思いながら持ち上げる
今までも何度かあったが死んだあとは見た目より重く
血が乾いていると持ち上げるのも苦労する
そんな考えを吹き飛ばすくらいに軽く持ち上がる
それだけじゃなかった
柔らかい・・・そして血が一筋流れる
まだ時間が経ってない
が、反応はなく首も垂れている
もう少し早く私が通りかかったら助かったかも、と思いながら
公園の中に埋めようと持ってきて
そっとお腹に手を負いた
やはり柔らかい
ひょっとしたら仮死状態で助かるんじゃ
ふっと考えが頭をよぎる
しかし、反応はない
しかし、柔らかすぎる
指先で脈をとれるほどの経験技術はない
そう考えた時には片手に子猫を持って
自転車を走らせていた
揺れても首は垂れたままだし
僅かな反応もない
目から何か液体が出て泣いているように見える
すまないなぁ
そうつぶやきながら動物病院に着いてから気づいた
今はお昼休みじゃ・・・
案の定ドアは閉ざされ、無情な文言が書いてある白い紙が有る
営業時間
今はお昼休み・・・午後からは1時間以上ある・・・
絶望を感じながらスマフォから電話をかける
コール・・・コール・・・一瞬の接続
その後に続くのは当然の留守電話アナウンス
「すみません、今子猫が跳ねられていて
慌てて連れて来てるんですがダメですかね?」
ダメだろうと思いつつの言葉だったので
要領を得ない言葉を並べてしまった・・・
電話を切るもやはり人の気配なし
住居一体型の病院なので
奥にある住居用のインターホンを鳴らすか考えたが
子猫は死んでいる、もしくは手遅れであることは明らか
ソコまでする必要はあるのか
他の病院も考えたがやはりこの時間は休憩時間
子猫のところに戻ると
病院のドアが開いた
中から看護師さんが出てきてテキパキ確認する
休み時間にすみません、と謝る私に良いんですよ、との返事
手は子猫を触っていたが抱え持ち上げる
血が垂れる・・・
取り敢えず中へ入ることを促され
子猫は診察台に
聴診器を当てられ目を見られ・・・
やはり、分かっていたけど
死んでました
その後私の猫か聞かれたが違うことを伝え、
見つけた場所を尋ねられたので答え・・・
モコやガリもお世話になったことの有る、
古くは先代の犬のゆう太やアメショのベティ
元野良のシュウもお世話になっていたので
〇〇さんですよね、と名前を呼ばれ、
そうだと答える
ここで私のいやらしさを実感する
・・・きっと診察代金は請求されないんじゃないかな、と
一応7000円くらいは財布に入っているが
あっても2000円くらいじゃないだろうか、と
そう考えてた自分に気が付き
自分で自分に嫌気を覚えながらも
子猫を受け取りながらお代は、と尋ねる
その答えはやはり無料でいい、と
休憩時間なのに申し訳ありませんでした
とお礼を述べてペットシートに包まれた子猫を抱え
自転車で家に帰りました
家に帰ってからは
母親を呼び病院では一晩置いておくよう言われたことを伝えるも
夏のこの時期なので埋めてやれ、と父親から言われたので
庭に埋めてやりました
父親、母親、妹とお参りして花を飾りました・・・
外にあるゴミ箱にゴミを捨てる時
600円拾い、コレが猫の恩返しかな、と
・・・車の運転は本当に注意してください