人生を動かすコーチング
かわそめゆうさん
の
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第18章
ゴルゴさん その2
2015年8月15日(土)
AM8:30、窓のむこうから「君が代」が聞こえてきました。終戦70年を記念する今日だけど、まさか今年の終戦記念日もここかよぉ~涙………
そうです、原宿警察署の留置場に入居して丸1年が経ちました。
今年も安倍総理大臣(その当時)の談話に対して、中国と韓国が飽きずにゴチャゴチャ言うんだろうなぁと思いながら、なんのイベントもない週末の留置スタートです。
そんなわけで、先週からの土日スペシャルTOME ZAPPUメニューで暇をつぶしますよぉ。
昨日2人同時に転居したので、改めてこの空間の広さを感じてます。
あぁ、でも昨日パイになったゴルゴさんが気になるぅ。俺様のイタリアンにいったのかなぁ、どんな嫌がらせをしたのかなぁ………、もしかしたら新聞に出てるかも。
でも、ゴルゴさん、すっげ~ヒットマンのオーラがあった。マジで「ゴルゴ」という愛称がぴったりの感じの人だった。
前刑は、「チャカ」をぶっぱなして(しかも5人に、でも死ななかったので残念がってた)10年の懲役だったらしいけど、その10年間での受刑生活で同房だった爺さんが、朝になって冷たくなっていたという出来事が4回もあったそうだ。
むむっ、なぜに朝に冷たく?要は死んでる?
※ちなみに「チャカ」とは拳銃のことで、むかし拳銃はロシア産の物が日本のシェアを握っていて、それがカムチャッカ半島からの輸入(闇だけど)が大半だったそうだ。その「カムチャッカ」のケツの「チャカ」が名称として定着したのだとか。(広辞苑には載っていません)
なぜに冷たく?って思うでしょ。
ズバリ
「凍死」
です。
いろんな人(ここに入ってきた再犯者)から刑務所の話しを聞いたけど、皆が口々に言ってたのが、
「暖房は無い」
「冷房も無い」
「刑務所の冬は死ぬほど寒い」
「冬が温かいのは北海道の刑務所だけだ」と………
そしてさらに酷いことを聞いた。
それは、例えば持病を持っていたりする人が夜中に発作を起こしても刑務官は決して居室の鍵を開けないそうだ。逆に入ってはいけないのだと。ほんで朝までほっとくらしい。
当然、命にかかわるケースもあるみたいだが、それでもほっとく。
恐ろしやぁ恐ろしやぁ………
本当かどうかはこの時点で知りようもないので信じざるを得ないけどね。
じゃあ、なぜに刑務官が夜中に受刑者のいる居室の中に入らないのか、入ってはいけないのか。
通常の刑務所の居室は、いわゆる「雑居」と呼ばれる、「たたみ8畳」ほどのスペースに、受刑者が8人ぎゅうぎゅう詰めで飼育(受刑者は家畜扱いだ)する。
中からは決して開けることはできない。
日中は通常勤務なので刑務官がたくさんいるが、夜間は1/10くらいの人数になる(たぶん)らしい。そして、囚人1人に対刑務官が3人で対応するイメージなんだと。なので、1つの居室に囚人8人がいたとすれば、刑務官が最低でも24人いなければ対応ができないのだとか。
ホントかよっ………
なので、夜中に誰かが発作を起こしても見殺しにするし、爺さんが凍死してても気が付かないというとっても恐ろしいところなのです。
いやはや、なんちゅうところやねん刑務所は………
行きたくねぇなぁ刑務所………
こうして、二度と来ない今日という日が幕を下ろしていきましたとさ。
おしまい
今日という日、自分の人生を深く考えた今日この頃でした。テンションが下がるお話しですみません。
追伸的な、誰とは言いませんが、
10年で出所したときに組織から1億円の慰労金をもらったらしいですよっ
素敵ですねぇ、羨ましいですねぇ………
ちゃんと税金払ったのかなぁ………
アハッ、言わなくても分かるってかぁ(笑)
ではまた明日お会いしましょう。