春なので
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第3章
パターン3・⇒「略式裁判」 これは俗にいう「ションベン刑」で10日目か20日目で略式裁判後に罰金を支払ってパイになります。キャッチとかボッタクリとかだね~。(ちなみに「パイ」とは釈放のことです)
パターン4・⇒「再逮捕」 これが一番心折れるし、精神的にダメージが大きいかな~。
20日目の朝、押送のつもりでスタンバイしているとそれがない。そして留置担当官が9時頃居室にやってきて大きな扉が解き放たれる。
「じゃあ太郎さん釈放だから荷物まとめて」と言われて容疑者はウキウキ。そして居室から出てロッカーにある自分の荷物をすべて取り出し、冒頭にお伝えした留置場の入り口横の小部屋に向かう。そこで私物の確認作業をしてから例の分厚い鉄の扉から放出される。
もちろん手錠はされていない
しか~し
世の中そんなに甘くはないのです
扉はガチャンと閉じられ、一息ついて顔を上げるとそこには二人組の刑事がA4の紙切れ1枚をもってニヤニヤして立っている。
そうです!
その紙切れはいわゆる
逮捕状
顔から血の気が引くとはまさにこのことかな。心も精神もズタボロになって再び冷たい鉄の輪っかが手首に食い込む。
やるせないですねぇ
っと、まぁこんな感じで留置場生活が再スタートするのです。
ここは新宿警察署の留置場
収容人数は日本最大の76名
入りきらなくて他の警察署に
30~40人は
常時お預けしているとのこと
そして新宿歌舞伎町や新大久保、新宿2丁目が管轄だ。
毎日誰かがパクられて、入っては出て、出ては入って来るの繰り返し。
原宿署留置場、改装終了後の新宿署留置場との合わせて634日間の拘留生活。
一つの居室は、縦×横が8×2.7メートルの空間で、トイレと洗面所付き。前面は入り口ドアと小さな食器口。奥にはトイレと洗面所付き。前面と後面には鉄格子&金網(焼肉の鉄網を全面に張っている)。両サイドの壁は厚さ15センチの鉄筋コンクリート。(映像は6月8日にupしてるので見てください)
この後は、そんな素敵な空間から留置場生活634日間で出会った方々や出来事を順次ご紹介して。まいりますので、引き続きご愛読をお願いいたします。