あたいは独りでごさんす。

決して友が居らぬわけではないんす。

それなりに歳を重ね、おちゃらけも出来る様になったので孤立してはいないのでありんす。

人間が怖いでござんす。

決して何をされたわけでもないんす。

それでもいつまで経っても人間が怖い。

怖いでありんす。

森の中に熊がいるように、海の中に鮫がいるように

社会の中に人間がいる。

流れる川のように、渡り鳥のように揺らめく花のように自然のままで生きている人間が怖い。

そんな事を言っているあたいが人間なんせんす。