きっかけはたまたまですが、最近ちょこちょこドールハウスやミニチュアの本を開いては、
 Jr.たんの屋敷ぽい部屋や家具は無いかと探してる超ヒマ人☆(人生の浪費)


 というのもドールハウスって、凄くリアルに作られてる上に、既に“見せる”レイアウトにしてくれてるんですよネv♪

 しかもちょっと古くて、しかも何か高そうな感じ・・・。
 いわゆる“由緒あるお屋敷”―――みたいな雰囲気が満載で、かなり気に入ってます。



 ・・・というわけで(?)そんな折に見付けたちょっと高そうな鳥籠をパク・・・参考にして描いた絵ですが
 そういや2世タッグ編のどこかで鳥と戯れる(?)Jr.たんのカットがあったな~とか、まあそんな
 何やかんやが絡まりあって、描くに至った訳ですが・・・・・・(´д`*;)ゞアウー…



―――≪・・・そしてまたも繰り広げた妄想夢絵巻のコーナー(汗)≫――――――――――――――――――――――――――――――――――――


      ※:『Die Mauer』の続きで壁崩壊から一年経ったある日という設定の、Jr.視点の話。
        暗い・・・というか、もはや“病む一歩手前”って感じですねこりゃ・・・(苦;)
      




 読みかけの本を伏せ、部屋の奥の柱時計に目を移す。

 朝の十時前。
 “約束”の時間である十二時には、まだ二時間もある。


 顔合わせの詳しい場所は知らないが、とりあえずベルリン市内のどこかだったと思う。

 ならばせいぜい車で一時間かそこら。
 それなりの身支度は必要だろうが、それでも、腰を上げるにはまだ三十分程早い。



 三十分。

 もう二晩、一睡もしていないが妙に気が高ぶって眠れそうにもない。
 かと言って膝に乗せた、単に目に付いただけという理由で手に取った古い本を読み切るには、もう少し時間が必要だろう。



 ―――こういう時間が一番困るんだよな・・・。



 想像もつかない。また、想像してみたところで胸踊る事などこれっぽちもなさそうなこの先の不安だけが、また頭の中でグルグルと渦巻き始めた。






 壁が崩壊してから一年。

 遂に東西ドイツが統一条約を結ぼうとしている陰で、俺もまた、ある男と大きな――とは言え、国同志のそれに比べれば塵のようなものかもしれないが――“契約”を結ぼうとしていた。



 一言で言えば頭首の義務――もしくは、責任とでも言ったところだろうか。

 一族がこれからもこの国で生きてゆく為、そして、これからも繁栄し続ける為にはこれしか無いのだと、今自分の胸ポケットに入っている紙切れを一族の古い柱石の一人が持って来たのが丁度一月前の事だった。



 ―――何で普通じゃ駄目なんだろう・・・。



 この嵐のような一年で自分が学んだのは、人が生きてゆく事の難しさ。


 体裁。面子。見栄とか欲とか、そんなドロドロしたものたち・・・。

 そんなに金が必要ならこんな贅沢な屋敷も家財も売ってしまえばいいと言った自分に、それは違うとそれこそ嵐のように反論してきた一族の重鎮達の顔、そして事ある毎に添えられた“貴方は超人の世界ばかりを見て来たから分からないでしょうが―――”という、一種の諦めと嘲りの籠った言葉が今でも時々脳裏に蘇る。


 ―――何も失わずに得ようとする方が、そもそも可笑しいんじゃないか・・・?



 確かに自分はこの立場を継いでからも実務もろもろについては殆ど彼らに任せ切りにしていたし、そもそも全ての判断決定を一人で行ってきたファーターのような手腕も持ち合わせてはいない。


 言われるがまま動く、つまりは都合の良い人形のような存在。

 そんな人形が、しかしそれでもここまで無力だとは思ってもみなかった自分にとって、現実の“壁”は山のように高く立ちはだかったのだった。



 ―――ああでもそうか。失うのは、俺だ・・・・・・。



 だが、もしかするとこれはお飾りで出来そこないの頭首に遂に巡り巡ってきた報いなのかもしれない。

 そんな事をふと思った。



 ろくな働きもせず。
 超人の体と力以外に、これと言った能力も無く。

 しかも己の想いを遂げるただそれだけの為に、この徽章を捨てさえしてしまった自分への罰・・・。


 ―――なら・・・・・・何も可笑しくはない・・か。



 そう考えると、笑える程納得してしまう。

 そしてそんな自分に、いよいよ笑ってしまいそうになる。




  

 


 ―――まだ十五分・・・。いよいよ何も出来ない。



 昨日の夜から籠ったきりのこの部屋――屋敷奥の書斎――に居るのは自分と一羽の鳥。

 早朝、一度家人が紅茶と軽い食事を持ってやって来たが、テーブルに置かれたそれは全く手つかずのまま冷え切ってしまっている。


 「・・・。」 


 その、何の変哲も無い――もちろん青くもなければ金の卵を産んでくれる訳でもない――小さな鳥を買ったのはやはり一年前。

 崩壊した壁を見に行った帰りの車中で、ふと思い立った。
 上手くは言えないが、何か今までした事の無い何かがしたくなったという、ただそれだけの事だった。



 屋敷に向かっていた車をUターンさせ、自分は車内に残ったまま家人に買いに行かせたそれを、もちろん自分はただの一度も世話していないし未だ名前すら付けていない。


 ―――ただ、名前を付けない理由は分かってる。

 ―――自分にとっての“特別”にしたくない・・・。するのが怖いんだ・・・・・・。



 たまたま自分の気まぐれに選ばれてしまった鳥。
 それだけの、本当にただの一羽の鳥。

 

 そういえば今日の分の餌をまだやっていない。

 空腹な鳥は、入れ物の底に僅かに残った水を啄(ついば)みながら、抗議のつもりなのだろうか――時折こちらを向いては、小さく喉を鳴らし続けている。



 「・・・・・・食いたきゃ何かやってみろよ。」



 木製の籠の中で、鳴き声以外の何の反応も抵抗も見せないそれに急に苛立ちを覚えて吐き捨てる。

 
 「弱い奴は死ぬか媚びるか・・・。結局、その二択しかねぇんだ。」


 さらに口から洩れる言葉。

 そこに籠った苛立ちの理由もまた、分からない事だらけの現状の中で唯一はっきりしている事だ。



 狭い世界に閉じ込められたそれ。
 逃げられない。かと言って、例え放されたところでやはり生きてなどゆけない弱い存在。



 そんな鳥とこれから“買われ”、そして“飼われ”ようとしている自分に、果たしていかほどの違いがあるのだろうか。


 
 ―――もしくはこれこそが、自分の行き着く先かもしれない・・・。



 そう思ったが故の苛立ちだった。






 小さく鳥が羽を震わせる。
 それとほぼ同時に、部屋の扉が規則正しく三度叩かれた。



 時計を見ると丁度十時半。 

 どうせそろそろ準備をしろと、余計な催促でもしに来たのだろう。


 ―――煩い・・・言われなくても分かってる。



 再三のノックの音にさらに苛立ちながら、石のように固まってしまった体を椅子から持ち上げる。



 「・・・。」



 ふと、大きく開かれたままの窓に目が留まる。


 広がる空はどんよりと重く暗く、しかしどこまでも果てなく――自由だった。



 ―――ここから逃げる事だって出来るのに・・・。



 空を飛ぶ羽こそ無いが、それでも自分には地面を蹴り駆ける脚がある。
 この部屋は四階だが、ここから飛び降りる事くらい造作もないはずで―――


 「・・・・・・。」


 だが、そんな簡単な一歩すら踏み出せない自分。

 この状況こそとんだお笑い草だと、遂に口から引きつったような奇妙な音が洩れる。






 部屋を出る直前、再び籠から聞こえてきた微かな鳴き声。



 こいつも笑っているのだろうか。


 だが最早、苛立ちはおろか何の感情も湧いてはこなかった。



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 いよいよ意味不明ですね・・・orz
 そう思いマッスル;ゞ(ホントに思ってんだか・・・(呆;))



 ワカチコ♪ワカチコー♪(逃)




     追記:
       というかこの度、ようやく壁崩壊からジェイドとの出会いまでの
       一連の妄想が自分の中で一本に繋がりましたv♪

       ただ、さらに痛キモい事山の如しなのが悩みの種というか何というか・・・w;ゞ
       (そこまでJr.たんを不幸にしていいんだろうか・・・とか★)

       どこまで形に出来るかどうかは分かりませんが
       生温かく、かつ気長にお付き合い頂けたら嬉しいデスm(_ _);m☆