
やっと見に行けた、映画『ワル/キュー/レ』。
アメリカ映画な事と主演が某トム様な事もあって、
――万が一、“爆弾がなかなか爆発しなくてドキドキ・ハラハラする”みたいな話とかだったらどうしやう・・・
(↑ミッションがインポッシブルな某映画と激しく混同)
なんて余計な心配をしていた超感違い自由人でしたが、史実やリアリティを凄い大事にしている姿勢と内容に、
かなりお腹いっぱいにさせて頂きました★(もちろん“リアル”な分、結構なセンチメンタルにもなりましたが・・・wゞ)
というわけで(?)、そんな映画を口実に、またもや捏造甚だしい絵を描いてしまった訳ですが・・・・・・(´Д`;)ムゥー…
(Jr.一人では飽き足らず、とうとうファタまで捏造した自由人☆髪とかシチュとか、ホントあらゆるところが
イタ過ぎで申し訳ない限りですが・・・orz(一昔前の少女マンガ的嗜好v))
―――≪描きながら思い浮かべた妄想夢絵巻のコーナー再び≫――――――――――――――――――――――――――
(※先日『妄想フルスロットル』で書いた“大戦パラレル妄想”のとある一幕という設定(汗)。乱文&説明不足失礼☆)
「どう・・・かな。」
「・・・・・・ああ。」
その日、仕立てたばかりの軍服を纏った息子――Jr.の精悍な姿に、私は思わず言葉を詰まらせた。
「変じゃない・・・?」
「変なものか・・・。とても・・・良く似合っているぞ。」
「ホント?」
「ああ。まるで、自分の息子じゃないようだ・・・。どうだ?動き辛いような事は無いか?」
屋敷の最奥にある自室。
自分のその問いかけに、大きな扉の前で軽く腕を回したり膝を曲げたりという動作をしていた息子だったが、
程なく再び自分に直ると、はにかむような笑みと共に言葉を返した。
「ううん、大丈夫。思ってたよりずっと軽いし・・・。あ・・・でも、ちょっと首が苦しい・・・かな。」
「そうなのか?ならばすぐにでも仕立て屋を呼んで―――」
「あ、いや・・・そうじゃなくって・・・。」
「・・・ん?」
「・・・こんな風にちゃんと釦を留める事って、特に最近、あんまり無かったから・・・さ。そういう意味で。」
「ははは・・・。そういう事か。」
軍帽の庇から僅かに零れた金糸の髪が、蒼色の大きな眼と、そして雪のように白い頬の上で鈍い光を放つ。
全てが自分と同じ冷たい色を纏う息子の顔。そこにあって、唯一赤く色付く薄い唇が形作る笑みだけが、今や唯一
この息子に残った“年相応”の表情だった。
妻はとうの昔にこの世を去り、今や自分の笑い声を聞かせる者はこの息子以外には無い。
煩わしい目を一切排した二人だけの部屋。
静かに流れる音楽。窓から差し込む光。そして、笑い声。
今、そこは久しく感じていなかった穏やかな空気だけが満ち溢れていた。
この年の春、ようやく成人を迎えたJr.に程無く軍への入隊命令が下った。
もちろんそれは、予ての約束事――この国に生まれた男子全員に課せられる義務である“青年隊”への所属ともろもろの奉仕を
一律免除する代わりに、成人した折には速やかに軍本部の一部隊に入隊させる――でもあり、また息子と、何より自分の望むところでも
あった為、何ら異を唱える事は無かった――むしろ喜ぶべき知らせに違いなかった――訳だが、いざその知らせが届くと、自分の胸は
何とも表現し難い圧迫感に襲われた。
日々苛烈さを増すばかりの戦況。
当初はポーランドを傘下に収めた時点で終了のはずだった。
だが総統の思惑は悉(ことごと)く外れ、戦火は世界の各地に飛び火した。そして今や自国は、同盟を結んだイタリアと東の島国を除く
全ての国を敵に回した大戦争を繰り広げるに至っていた。
次々と下る領土拡大の指令に、それでも国の為、民の為と何とか勝利で答えてきた我々。
だが、それでも総統の欲は留まる事を知らず、遂に不可侵条約を結んでいた大国ソ連と戦火を交える事が内々に決定してしまった今、
自国がこの戦争を勝利で終える可能性は、もはや限りなくゼロに近づきつつあった。
―――まさかそんな時期に、息子がこの軍服を着る事になるとは・・・。
選ばれし者のみが袖を通す事を許されたこの軍服。
それはこの国に生まれた軍人の最大の喜びでもあり、また軍の、ひいては国の象徴的存在たれと総統に命じられた、この上ない誉れで
ある事にも違いなかった。
だが戦争において得られる喜びと名誉には、必ず同等――もしくはそれ以上――の“責任”が課される。
―――そもそも戦争が善であるという道理など、この世には存在しない。
―――どういう意図があろうとも、そこに関われば罪人。ただ、勝者が全てを掴み、敗者が全てを失うだけだ・・・。
この軍服を身に着けさせた。
その時点で、既に自分は息子にまで重責を課し、また、自分と同じ罪人に仕立て上げたのと同義だった。
しかもそれに留まらず、今度は死臭立ち込める戦火の中心に、息子を引き込もうとまでしている自分。
―――だがこの一族に・・・何より自分と妻の血を継いだ息子にとって、この服を着て戦地に赴く以外の道が無い事もまた事実で・・・。
愛する子供が罪を犯す。
それは本来、親であれば嘆いてしかりな悲劇であるはずだ。
―――しかしこれも運命・・・。ここまで来てしまった今、そう割り切り戦う他無い・・・・・・。
「どうした?もっとこっちに来なさい・・・。お前の凛々しい姿を、もっと父に見せてくれ。」
「・・・うん。」
再び脳裏に迫った不安の影を一掃すべく、私は未だ扉の前で直立したままの息子を招き寄せた。
自分のすぐ間近まで歩み寄ってきたJr.の顎に手を添え、両の頬、そして唇に口付けを落とす。
血によって成された完璧な容姿。
その血、そして戦地に投じるには余りに惜しいその造形が、この国において――特に総統の前で――何よりの“武器”になりうる事を、
この息子はまだ知らない。
「なあ・・・・・・ファ・・・タ?」
「・・・ん?」
「勝てる・・・よな・・・・・・。俺達の国・・・。」
「・・・ああ、何も案ずる事は無い。神は、我々のみの味方だ。彼女は決して、我々に死を運んで来たりはしない・・・。」
沈みゆく夕日。
その赤い光の中、握ったJr.の手は酷く冷たく、また少し震えているようだった。
震えの理由を聞かない代わりに、私は自分より丁度一回り小さなその体を、腕の中に引き寄せた。
「・・・・・・くれ。」
「・・・ん?ファーター・・・?」
「いや・・・・・・何でもない。」
“――こんな自分を許してくれ。”
自分の胸に顔を埋める息子。
その背に回した腕に一層力を籠めながら、私は窓辺に置いた妻の写真に向かって呟いた。
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やっぱり夢見がち・・・?
重々承知です☆
あー・・・早くDVD出ないかなー。
(字幕読まないといけない分、イマイチ背後に点在する金髪碧眼な軍人さんの詳細が確認出来なかった為(苦笑))
追記:
そんな軍服パラダイスを堪能した帰りに立ち寄った本屋で見つけてしまったとあるBLまんが(※)に
タマシイをまるっと持っていかれたkabe。(というか、一体どこをうろうろしてるんですか貴方は・・・・(呆))
(※:ドイツの将校(受け)と、その将校に拾われた過去を持つユダヤ人軍医(攻め)の、敗戦直後な設定のお話。)
つい買ってしまったのはいいけれど(もちろん立ち読みもしたけど(呆呆呆))、
その置き場に激しく悩む・・・。
やっぱベッドの下か・・・!??(´Д`;)ムムム…(←思春期の中学生男子的発想☆)