瀬戸熊直樹危うし。
一年間得点を積上げダントツの1位を走っていた瀬戸熊プロが、最終節3ラスにより鳳凰位決定戦進出に黄色信号が点滅してきた。
正直そう考えたら吐きそうになりました。しかし4回戦では普段あまりやらないような鳴きから活路をこじ開け、やっと手が入りだし最後の最後にトップをもぎ取り決定戦に残ることができました。これはやはり長年いろいろなタイトル決定戦で死闘を繰り広げてきた瀬戸熊プロの経験が、土壇場の勝負強さを発揮させたのだと思っています。
荒プロ、ともたけプロは敗れはしましたが流石でした。これぞ荒さんのツモ、これこそトモさんの麻雀というものを随所で魅せて頂きました。本当にカッコ良かったです。このような百戦錬磨のベテラン、そんな先輩に追いつこうと力を付けてきた中堅どころや彈頭してきた若手が、ひしめき凌ぎを削る連盟の選手層の厚さ、リーグ戦のレベルの高さを今更ながら痛感しました。そのことが鳳凰位というタイトルの価値を高めていると思います。
第31期鳳凰位決定戦は初進出の勝又プロ、前田プロが現鳳凰位の藤崎プロ、前鳳凰位の瀬戸熊プロにどう挑んで行くのか興味があります。
決定戦は一節5回戦を4日間半荘20回の長丁場で戦いますので経験の差がどう出るのか、出ないのか。
御二人とも好きなプロの一人で、チーム小っちゃい所属で無重力前髪の前田プロはリーグ戦最終節で見せた古川、沢崎プロ両ベテランを向こうに回し持ち前の我慢強さからくる粘りの戦術で、大きく得点を叩き出さないけどマイナスを最小限に押さえジワジワ積み重ねて行こうと考えておられると思います。
勝又プロは麻雀IQ200のコンピューターだから対戦相手の研究、半荘20回戦をどう展開していくのか何通りも自分の実況付きでシュミレーションされ準備されると思います。
御二人の最終節のデキから言えば上り調子でかなりいい状態ではないでしょうか。
現鳳凰位チーム小っちゃい総帥藤崎プロは、普段実況解説で翔ちゃんと「俺たち小っちゃいね」なんてやってますけどそこは忍者です。いきなり暗闇の中から現れてバッサリやっちゃうんでしょうね。今年の決定戦では変幻自在のどんな忍法を魅せてくれるでしょうか。藤崎ファンはそこが見たいと思います。
展開予想は攻撃型の瀬戸熊プロ、対応型の勝俣プロ、守備型の前田プロ、忍術を使われる藤崎プロですので、小場が多い渋い展開になるような気がします。
瀬戸熊プロは対戦相手が誰というよりも自分の麻雀を撃ち切ることを考えておられると思います。これまで何回もそうやってタイトル戦を戦って来て、何度も勝って来たから。どこで良い態勢を呼び込み、どこでクマクマタイムを発動させるかだと思います。しかしここ最近の戦いでは、なかなか自分の態勢に呼び込めていない。他の3人もそのような事態に発展しそうな空気が少しでも現れたら、即座に消火作業に入られると思います。3人共そういうタイプだから。
個人的に決定戦は手負いの熊が覚醒してスーパー暴君熊となり、最近の悪い流れを払拭する大暴れする姿を見たいと考えています。
何度死んでも灰の中から再び蘇るのが鳳凰だから。