次は旭川。津川雅彦さん追悼 | みんな仲良く

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かぶこと申します。
札幌市南区で1999年よりペットの託児業をしております。
好きな動物や趣味のこと、日々の記録です。

俳優の津川雅彦さんが亡くなった、と

テレビで拝見した。

 

4月の奥様の訃報からわずか4か月。

 

 

お元気だったころの映像は

もっぱら奥様の朝丘雪路さんとご一緒のもの。

おしどり夫婦と呼ばれていたけれど

有名な俳優さんの津川さんだもの

色んな誘惑もあっただろうし

外には見せない夫婦の波風もあっただろう。

 

 

夫婦についてのあるインタビューで

津川さんはこんなことを言っていた。

 

料理や掃除みたいなことは

お金を払えば家政婦さんでも

やってくれること。

だから、女房にそんなのは求めていない。

女房しかできないことは

夫をちゃんと見てることだ。

 

 

これを言える津川さんに

ほれぼれした。

 

これが夫婦の真理だと私は思っている。

 

今はそう思っている私も

 

若い頃からながらく、

家事は

女性が本領を発揮しやすいことだし

自分も妻として

そこをかいがいしくやるべきだ、

と思ってきたけれど

それをやったからと言って、

男性の愛が深まるものでもないのは

うすうす気づいている。

 

良くて、ああ

うちの奥さんの料理はうまいな。

ありがたいな。と思ってくれる程度。

 

掃除や洗濯に至っては

やって当たり前、くらいに

思われるようになる。

違いまっか、そこの旦那はんがた。w

 

妻は家事を、

夫は経済の柱を担う、みたいなのは

便宜上の役割分担として

たしかに効率が良かったりする。

 

だけど

うまい言葉が見つからないけど、

夫婦として、人として、

パートナーとして

便宜上の役割より

もっと大切なのは

相手がいることでお互いが幸せであること。

 

妻が夫をどう支えるべきか

夫が妻をどう幸せにするべきか

 

そのためにはもちろん、

その日作るホッとした味の

芋の煮っころがしが

効果的なこともあるだろう。

だけど、日々奥さんが

芋の煮っころがしを作ることに

時間を取られて

夫のことを見ない、

夫の変化に気づかない

夫の扱いが雑になる。

夫は夫で、

当たり前にこなされる家事に感謝もせず

毎日同じことを繰り返している妻を

家族としては見るけれど

大切な女性として見なくなる。

 

そんな積み重ねが夫婦をだめにしていく。

こともある。

かもしれない。

 

津川さんはそれを言っているのだと思う。

 

若いころ、

靴下まではかせようと

世話を焼きたがる奥さんに

そんなことはしなくていい、

遅い帰りを待って起きていられるのも苦痛だ。

自分は自分で自由にやりたい、

と言ったそうだ。

 

妻としては

寂しく感じるかもしれないけれど

津川さんは何もしなくていい、

と言ってるわけじゃない。

君は君で好きなことをして

そして、自分のことはちゃんと見ててくれよ。

と言っているのだ。

何と分かりやすい。

何とステキなことだろう。

 

 

津川さんと朝丘雪路さんご夫妻の

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

このネタが大好きでよく見ていたので

高齢の俳優さんの中でも

津川さんご夫妻が身近に感じていました。