■コールドプル実施の意図
・PLA(硬い樹脂)からTPU(柔らかい樹脂)への切替時は、押出機詰まり防止のために必ず行う。
・ノズル内面の清掃のために定期的に行う。
■解説動画
・コールドプル完全ガイド
https://www.youtube.com/watch?v=Au9Z_wbJrdc
・公式ガイドの動画
https://www.reddit.com/r/BambuLab/comments/1ilzn0b/how_to_cold_pull_your_nozzle_on_the_bambu_lab_a1/?tl=ja
■作業ポイント
以下はBambuLAB-A1本体での操作
1:押出機を一番右、一番下まで押し下げ、ノズルがベッドに当たらないことを確認する。
2:シリコンチューブ1本引抜き(手前左がやりやすい)
・黒いロックを爪で押し下げる(ラジペンでもよいが、実際はやりにくい)
→専用ツールを調べて、作成するとよいらしい。
標準付属の4本チューブまとめクリップでもよいらしい。
↑引抜きツールの例
下側の咥え込みと上側のロック押さえとで挟み込むと比較的抜きやすい。
・シリコンチューブを上へ引き抜く
・抜いたシリコンチューブ自体をAMS方向に少しずらしておくとともに、
フィラメントを10cm程度露出させる。
3:フィラメントだけを押出機へ差し込み、当たり感がでるまで押し込む
4:メンテナンスモードONにする
5:操作パネルのコントロールでノズル昇温
PLAの場合は溶融温度200-230℃→「215℃」に設定
6:設定温度まで昇温したら溶融フィラメントがノズル先端から垂れてくる。
パネルの「押出機」で▼を押して、フィラメントを押出機ギアに送り、同時にノズルから古いフィラメントを出す。
7:操作パネルのコントロールでノズル温度を下げる
PLAの場合は90-105℃→「100℃」に設定
8:ノズル先端から垂れたフィラメントをラジペンで取る
9:設定温度まで下がったら、上からフィラメントを引き抜く
・冷やしすぎたらダメ。折れやすいし、遅すぎると抜けない。もし抜けなくなったら温め直し
温度が高すぎると汚れを巻き込めない
・無理に引っ張らない(途中で折れる)
●ポイント
・コールドプルを繰り返すとノズル内部の清掃ができる。通常1-3回。徐々に美しくなる
■コールドプル結果
↑
・AMS上のPLAマット水色で造形後、
外部スプールのTPU95Aへ切り替える前に、
左手前のチューブを外し、そのチューブ内のPLAマット黄色を使い、
上記手順でコールドプルした結果。
・特段に汚れは見当たらない。ノズル内が汚れが少ないのか
引き上げが早すぎて汚れが付いてきてないのかはわからない。
・作業自体は15分程度でできた。
↑
別のノズルを入れ替えて、残っていた白PLAで1回コールドプルしたのが上。
このあとTPUに切り替えたが、TPUが出てこないので、もう一度コールドプルしたのが下。
■TPU95Aへの切り替え
1:コールドプルの手順9までを実施する。
2:TPU95Aリールを外部スプールに載せ、フィラメントをシリコンチューブに通し、
フィラメントを20cm程度露出させる。
3:コールドプルで空けた箇所にTPUフィラメントだけを挿し、
押出機ギアに当たるところまで押し込む。
4:ノズル温度を230℃に設定する。
5:昇温したら、パネルの押出機ボタンの▼でフィラメントを送る。
コールドプルした直後はノズルから押出機ギアまで空なので、
フィラメントを10cmほど押出しないとノズル先端から出てこない。
ノズル先端からTPUが出たら、その後もフィラメントが10cm程度送りこまれるまで
押し出しを続ける。ノズルから出た細いゴミを適宜取り除く。
もし何度も押出してもノズルからTPUが出ないならば、ノズル先端が硬い樹脂で
つまったままの可能性が高いので、もう一度コールドプルからやりなおす。
6:TPUフィラメントのシリコンチューブを挿す。
7:ノズル温度を0℃に設定し、メンテナンスモードをOFFにする。
8:TPU95Aによる造形を開始する。
開始後のフィラメント押出確認で画面が止まったら、
TPUの押出ができたら、動作を続ける。
●ポイント:
・コールドプルしてすぐにTPUフィラメントで成形開始しても樹脂がでてこない。
このとき、ノズルが詰まっているのか、押出が足らないのか判別しがたい。
だから、コールドプルののちにノズル温度を上げてTPUがノズルから出てくるのを
確認してから成形開始するのが手間はかかっても確実である。
■TPUからPLAへの切り替え
・PLAのほうが樹脂(フィラメント)が硬いから、コールドプルなしでPLA成形に取りかかれる。
以上


