■部品づくりに熱中
BambuLab A1 Comboで部品づくりに熱中したこの1ヶ月。
別部屋でリモート操作にてバンバンと印刷を繰り返し、
順調に部品試作が進んでおりました最中に突然・・・
■問題発生
別部屋に設置した3Dプリンタが印刷開始しないので見に行きますと、
「押し出しができない。ノズルを清掃してください」
とのこと。
「なんのこと?」
ノズルを外からみてもよくわからないので、
初めてシリコンカバー(シリコンサック)を外してみますと・・・
カバーの中でPLAが溢れてますやん!!!
当然ながらカチコチです。
ノズルを固定するレバーにも重なって固まっています。
ノズル詰まりの解消とかそんなレベルではありません。
ペンチでひねろうがなにしようが取れません。
ホットエンドの放熱板を放熱フィンが曲がるほど無理に引張ってても取れません。
ファンユニットを外してみましたが、手をつけられそうなところが見当たりません。
・・・
GiveUP!
・・・
3日ほど寝込みました。
・・・
気を取り直して、現物を眺めましたが老眼でよく見えません。
クローズアップで写真(つまり↑の写真)を撮って構造を見ますと・・・
あ、これ下の黒い部分まるごと交換すれば良いのでは?
ということで交換方法等を公式ページで調べました。
■ツールヘッドの交換(公式)A1用の手順の調査
https://wiki.bambulab.com/en/a1-mini/maintenance/toolhead
このURLの記事に記された分解動画のURLは下記です。
https://www.youtube.com/watch?v=j2xI2nF_s-U
↑これが今回の教科書(正しい手順)になりました。
■ツールヘッド部品リストを確認
A1 series Print Head Front Cover (フロントカバー)
Silicone Sock for Hotend (シリコンソック)
A1 series Toolhead Rear Cover (ツールヘッドリアカバー)
A1 mini TH Board (TH基板)
Hotend Heating Assembly (ホットエンドヒーティングアセンブリ)
Part cooling fan (on Toolhead) (パーツ冷却ファン)
Cooling Fan for Hotend (ホットエンド冷却ファン)
A1 series Toolhead Block (ツールヘッドブロック)
●モジュールリスト
Extruder Module (押出機モジュール)
■現在の症状を正式部品名を用いて記述
・ホットエンドアッセンブリとホットエンドヒーティングアッセンブリが
溢れたPLAで固着
・シリコンソック(カバー)が破損
■公式動画から分解手順を確認
1:フロントカバーを外す
2:ホットエンドシリコンソックを外す
3:ホットエンドアッセンブリをはずす(今回はこれができないので、そのまま次の手順に進む)
4:PTFEチューブコネクタを4本とも引き抜く
5:BT1.6でネジ4本緩め、USBケーブルを引き抜く
6:背面カバーを外す
7:サイドカバーを後ろへすべらせて外す
8:コネクタ4本を基板から外す
コネクタ:ホットエンドヒーティングアセンブリ、押出モータ、パーツ冷却ファン、ホットエンドファン
9:基板固定ネジM2X2.5を2本、BT2X5を3本外す
10:THボードを外し、フィラメントセンサーケーブル(黒いフラットケーブル)を抜く
11:押出機固定ネジBT3X12を2本、BT2.3X7を2本外す
12:押出機を手前へ引き出して外す(ケーブル1本ついてくる)
13:ホットエンド冷却ファン固定ネジBT2X4を2本を外す
14:ホットエンド冷却ファンを外す
15:パーツ冷却ファン固定ネジBT2X5(ネジ頭大)2本、BT2X5を1本を外す
16:パーツ冷却ファンを両横から固定しているネジBT2X5(ネジ頭大)2本を外す
17:パーツ冷却ファンを背面で固定しているネジBT2X5を1本外す
19:パーツ冷却ファンをケーブルまるごと外す
20:ホットエンドヒーティングアセンブリ固定ネジBT2.6X5を3本外す
21:ホットエンドヒーティングアセンブリをケーブルごと外す
■今回の手順を定める考察
・今回の症状はホットエンドヒーティングアセンブリとホットエンド以外に波及していない。従い、ホットエンドが固着したままのホットエンドヒーティングアセンブリが取り出せれば良い。
・とりあえず公式手順の1〜12と20、21を実施すればよさそう
となりました。
■交換部品手配
(実はこの部品手配において重大なミスをしていたことが後ほど判明しました)
つづく・・・