【目標】

・製造装置の動作状態をラズパイのGPIOで検知、状態値を時刻とともに連続記録、

 記録動作の隙間に別のPCから記録値を参照する。

【試み】
・ラズパイを用いての上記目標到達においてスキル上の壁はなにか?を得ることを
 試みる。
 

【経過】

RaspberryPiOS-Lite版を用いてやってみる。
 

1:Raspberry Pi Imagerインストール

 MacOS、Windowsどちらでも良い
 ・ダウンロード

 ・インストール

 

■以下、RaspberryPi 3Bの場合
 

2:Raspberry Pi ImagerでOSディスク設定

 ・機種設定:RaspberryPi 3

 ・OS選定:Lite(64bit)

 ・SDカード選定

 ・オプションなど一切なしで書き込み
 

3:ラズパイ起動
 ・HDMI、USBキーボード装着(無線可)
 ・有線LAN接続
 ・電源接続:USB充電器使用

 ・CUIだからマウスは無用(ついつい繋いでしまう)

 

4:ラズパイ初期設定

 ・LOCALE設定:Japanese
 ・ログインユーザ名設定:***

 ・ログインパスワード設定:********

 ・ログインパスワード確認:********

 ・ログイン後の設定
   sudo raspi-config

   オートログイン設定

   SSHサーバーをオンにする

   (I2Cなどをenableにするのもここ)
 ・自己IPアドレス確認(最初はDHCPで割当られる)

   ip a

 ・再起動

   sudo reboot

 

5:ラズパイのIPアドレスからMACアドレス確認、IPアドレス固定化

 ・MacOSの場合、LanScanなどのツールを使い、
  IPアドレスに対応するMACアドレスを確認できる。
 ・ルータのDHCPでIPアドレス固定化

 

6:SSH接続確認

 ・ターミナルでSSH接続

   ssh ユーザ名@IPアドレス

   ip a

 ・SSHからリブート
   sudo reboot

 ・SSHからシャットダウン

   sudo shutdown -h now

 

7:Wifi接続設定

 ・USB-Wifiアダプタ設置

 ・sudo raspi-config

    Wifi設定

  有線LAN接続しているならばsshで設定可能

 ・reboot

 ・有線LANケーブルを外して、ip aでWlanとIPアドレスを確認

 

備考
・CUIはGUIと比べて動作が格段に速い

 

■以下、RaspberryPi ZEROの場合

 ・ネットワークなしで起動1分ほどかかる。
 ・USB-Wifiアダプタを付けての設定は準備中

  →中止。

   先にUSBキーボードでUSB端子を使っており、
   WifiアダプタをつけるにはUSBのHUBが必要。
   3B+との価格優位がなく、ケーブル類もぐちゃぐちゃになる。

   システムリソース少ないのでZEROを採用する価値がない。

 

■以下、RaspberryPi ZERO Wの場合

 ・ZERO用SDをそのまま入れて起動、raspi-configでWifiセット、
  リブートするも、Wifiが動作しない。

  内蔵Wifiはコマンドでなにかの設定が必要か?

  →中止。自分以外の人が将来手をいれることを鑑みると、
   ややこしい状態になるものは敬遠せざるを得ません。

 

■方向性
 ・GPIOから得た値を手元のファイルに記録し、SAMBAで他のPCから
  取り出しできるようにするには、ほどほどのCPUパワーとメモリを要するはず。
  ZEROでも技術的にはできるとは思いますが、今回いくつか試みた結果、
  CUIを主な壁として「単純な手順ではない」と感じました。

 ・以上から、ラズパイ3B以上を使い、GPIOはpythonで、ファイルはsambaで、

  設定はGUIで実行するのが適切と判じ、そのためにはRaspberryPiOS-Liteより

  いっそう軽量なLINUXを用いることで出直ししたいと思います。

 

以上