■実験装置類
コントローラ:RapberryPi3B+
OS:RspberryPiOS
言語:Python3.10
ライブラリ:RPi.GPIO
エディタ:Thonny
ステッピングモータドライバ:TB6600
モータ:NEMA17

 

■制御プログラム
前回記事どおり:

 

■実験結果
・1600pulse/rot以上では速度は遅いが回転音も小さく、動作がなめらか。
・24Vは動きと振動が大きい。駆動電力は30W近い。
・8Vはモータが回転しない。
・9Vはモータが回転する。12Vは9Vよりもわずかに音が大きい。
・24Vで回転30W程度、保持12W程度、12Vなら回転20W程度、保持7W程度。
・パルスのONタイムが0.001より短くなると正確なパルス幅にならない。
 DUTYは概ね同じ。
・パルスのONタイムを0.0001より短しても、パルス幅は狭くならない。
・DUTY比50%は確実に動作する。
・以上から、モータ動作が円滑で動作音も小さく感じられるのは
 下記の設定であった。
  マイクロステップ:6400、あるいは3200
  モータ電圧:12V(トルクが許せば9Vまで下げて良い)
  パルスON幅:0.0002sec(回転速度は計算値の40%程度になる)

 

■配線状況

全体:

 

ラズパイ3B+:

 

ブレッドボードに接続:

ラズパイからドライバへの結線は4本だけ。

ドライバ入出力結線:

モータ電源はDC電源から・・・

DC電源からの出力:かんたんコネクタ使用

 

簡易オシロ:

 

プローブにリード線接続

 

オシロプローブからのリード線をブレッドボードに接続
(先の写真と比べて黄と黒の線が追加されている)

 

ラズパイからのパルス出力信号波形の例:

1:10プローブなので電圧が1/10の表示。
Vpp0.27Vになっていますから、実際は2.7Vのようです。

ラズパイの信号電圧は3.3Vですから、少し小さめに出るんですかね。

100Hz程度の信号ですが、1kHzでも十分動きます。

デューティ50%が一番わかりやすいですね。40%以下でも動作しました。

デュ−ティを下げると保持力が低下するのだと思いますが、

今回は無負荷なので実感を得られませんでした。

 

次の目標はリニアガイドを動作させることですが・・・

構造に結構な費用がかかりますので、必要になってからの

トライにしたいと思います。

 

以上