こちらでは普段鞄や雑貨類の話題を載せているブログですが今日は脱線しまして先日亡くなられた作家の宗田理さんについて書こうと思います。


宗田理さんのぼくらの七日間戦争を読んだのは正に主人公達と同じ中学生の時でした。

もともと小学生の頃から夏休みの宿題の「読書感想文」の影響もあり活字の本を読むのが嫌いでしたが、まるで漫画を読む様に楽しく読むことができました。このシリーズ含めて宗田理さんの本は20冊以上は読んだと思います。

宗田さんの本は子供やお年寄りなど社会的弱者にスポットをあてた作品が多かった様な気がします。でも大人をみんな敵視するわけでは無く子供達に寄り添う大人も出てくるんですよね。


自分で言うのも何ですが、私は子供の頃ちゃんと大人の言うことを聞く良い子でしたので中学生になっても特に派手な髪型にしたり違反の制服を着たりすることもなく、そもそもそう言うことに興味がなかったので普通に生活していれば校則に反する事はありませんでしたが、「ぼくらの〜」を読んでから色んなことに疑問を持つ様になりました。だからと言って誰かに強く反抗するということはありませんでしたが、いろんな物事に疑問を持って自分で考えて消化すると言うことは成長する過程で大切な事だと思います。間違いなく私にとってそのきっかけをくれた本だったと思います。


また、ちょうどその頃偶然にもTM ネットワークの曲を熱心に聴いていた頃だったので、映画の「ぼくらの七日間戦争」の主題歌をTMネットワークが歌っていたと知った時は鼻血が出る思いでした(表現正しいのかな⁉︎)(笑)


ネットで宗田理さんの訃報を知って初めて生前の写真を拝見しました。何冊も本を読んでいても写真も見た事もありませんでしたが初めて恩師の顔を見た(⁉︎)かのような不思議な気分でしたね。


高校生になる頃位にはまた別の作家さんの本を夢中になって読んでいましたが、いつのまにか本を読むのが日課になっていたと言うのも私にとっては大きな事だったと思います。


謹んでご冥福をお祈りいたします。