前回までの

筑駒、開成、麻布に続いて今回は駒場東邦です。毎度のことですが、シンプルに私の印象、感想ですのでご了承ください。
尚、開成同様、駒東も息子の熱望校でした。

(念の為、記載しますが開成も駒東も2月1日のみの受験で併願は出来ませんのであしからず…)


※本記事から画像貼ったり、文字に色付けたりし始めましたので分量が多くなってます。


【駒場東邦:略称〜駒東】

駒東は御三家と比べると比較的新しい学校で、井の頭線:駒場東大前か半蔵門線:池尻大橋の駅が最寄りになります。

筑駒編でも書きましたが、学校は筑駒の真隣です。


これは99%あり得ない妄想ですが、筑駒と駒東が統合したら東大合格者数で開成と同じくらいか開成を超える学校が爆誕するのでは、と思ってます。学生数もちょうど開成と同じくらいになりますしね。

まあそもそも国立と私立ですし、筑波大学附属(これもそもそも名前だけですが…)なのか東邦大学の関係なのか、訳分からん話になるのであり得ないですが…

ちなみにその際の学校名は

筑波大学附属駒場東邦中学・高等学校になると思いますwww


【駒東の知名度】

さて駒東です。

とある理由で私は全国の学校(というか高校)について人より詳しいと思ってるのですが、駒東については正直、息子が中学受験するまであまり知りませんでした。

あくまで関東の中学受験界隈、それも男子で比較的上位層でないと知る機会の少ない学校だと思います。

世の中の一部では令和の御三家(開成・麻布・駒東)とか新御三家(駒東・海城・巣鴨)とか言われることもあるようですが、御三家(開成・麻布・武蔵)のような知名度はないと思います。


ちなみにこれまた私の勝手な印象ですが、そもそも駒東受験する方って、親御さんも含めてあまり知名度とか気にしない方が多い印象です。そういう方は最初から御三家目指すんじゃないですかね。


【駒東の進学実績】

駒東は知名度の割には難関大学合格実績が凄まじいので、隠れた名門校だとも思います。


例えば駒東が東大合格者数で10傑に入ったのは西暦1993年が最初のようですが、以後コンスタントにランクインしています。

見づらいですが↓こんな感じです。

(数字が東大合格者数の全国ランキング順位を示しており、駒東は右から8番目です。尚、左側の数字は西暦年です。)




さらに以下の図によると西暦1981年には16位に位置しています。我々親世代の頃から(むしろそれより前から)数十年以上優秀な人材を輩出し続けるって、凄くないですか。


〜以上ネット記事より引用〜



【我が家の場合】

息子が何故、駒東に惹かれてたのか、と考えた時に一番最初に考えられるのは、やはり文化祭だったと思います。

当時、私も同行しましたが非常に好感の持てる文化祭で、『なんかこの学校、楽しそうだな』と思いました。

そもそも我が家は全員、ドラマの『ウォーターボーイズ』が大好きだったんですが、駒東の文化祭で水泳部がウォーターボーイズやってるのも好感度を押し上げたと思います。

(但し訪問した年も中止でしたし、その後もやってない?かと思います。あれ何故中止してるんですかね。)


このブログでも何度か書いてますが、やはり文化祭は子供のモチベーションアップには非常に効果的かと思います。親御さんが意中の学校があるなら積極的に文化祭に連れて行きましょう!


但し連れていくのは5年生以前をオススメします。ハッキリ言って、6年生は行く時間ないですよ、ホント…。私も当初は割と悠長に構えて6年生になってから行けばいいか、なんて考えていましたが、やめた方がいいです。

6年生は行けても1、2校だと思います。

(親だけなら行けますけどね)

我が家は6年生時、行ったのは開成一校だけです。それも、たまたま同じ日にサピックス合判の学校受験が海城であったのが主な理由です。

せっかく新宿まで出たので、開成で文化祭やってるならテストが終わった足で行ってみるか、と。


尚、6年生時に家内と娘(息子には3歳離れた妹がいます)だけで駒東文化祭には行っており、家内の印象も、すこぶる良かったです。


駒東はよく『ママ東』と揶揄されますが、真面目な校風からか、やはりお母さん方の評判は良い気がします。


また駒東は学校説明会にも私と家内でそれぞれ別の会に参加しましたが、先生方の熱心さが伝わってくる非常に好感度の高い説明会でした。

特に私が参加した説明会は、前年の東大合格実績が良かったからか、立ち見が出るほどの大盛況でした。駒東は前年度の東大合格者数にかなり次年度の受験者数が左右される印象があります。

↓これが当時(2023年)の駒東の東大合格者数です。


〜インターエデュより〜


実際、2024年度は御三家やその他人気校が軒並み志願者を減らす中(開成はほぼ横這い)、駒東・早稲田は志願者が増加してましたね。



〜市進学院ホームページより〜

蛇足ですが、↑このホームページ、受験前は毎日更新され受験者動向が逐一わかるので、めちゃくちゃ重宝しました!来年度以後、受験の方は覚えておくといいですよ!


今年はおそらく、御三家は前年の反動で盛り返して増加、駒東・早稲田は同様に反動で減少するのではないでしょうか。御三家の中でも特に麻布は今年、かなり志願者が減少してるので、来年はさすがに増加すると思います。


【駒東の東大合格実績を考察】

まずは↓これ(2023年の東大現役合格率ランキング)を見てください。


〜再びインターエデュより〜

(こちらのデータは筑駒が入ってないので、実際には一つずつ順位がズレます)


巷ではよく東大合格者数が取り沙汰され、毎年開成が日本一と言われていますし、実際その通りなんですが、上のランキングでもわかるように開成は分母である一学年の卒業生が他の学校の倍近くいます。

もちろん、他の学校が単純に開成と同じ卒業生数にしたら今の質を保てるか、というと、そういう単純な話ではないと思いますが、シンプルに開成は卒業生数が多いので、東大合格者数も多いという見方もできます。

したがって合格数ではなく合格率で見るのが合理的だという考えは一理あり、私は率で見てます。

そうした観点で見ると、(それでも開成はすごいですが)正直、聖光・開成・灘・桜蔭はほぼ同じ現役合格率で、だいたい3人に1人が東大に現役合格している感じで、駒東は4人に1人くらいな感じですね。


私は息子が受験生時代に、『これもう3、4人に1人が東大入るってことだからあんまり変わらなくないか』と思ってました。

しかも当時(2023年)の入口のサピックス偏差値…開成→68     駒東→61

を考えると駒東ってめちゃくちゃお得なんじゃ…と思ってましたね。

(厳密に言うと6年前の偏差値を見るべきなんでしょうけど…)


しかもこの2023年、東大理3の合格者数は

開成3に対して駒東5

だったんですよね。

まあ2023年はかなり出来過ぎの年だったようですが、2024年も↓こんな感じで





率で見ると、駒東はより素晴らしい進学校と言えるのではないでしょうか。