台湾は、17世紀からオランダ、スペイン、中国(明・清)、日本統治、日本の敗戦後、国民党政府の統治、「2・28事件」に端を発する、40年に及ぶ国民党による戒厳令で強圧統治が行われてきた。1986年、李登輝総統による台湾民主化から3年、1989年「悲情城市」は台湾で公開され翌年日本でも公開された。
 
撮影は九份で行われた。
1945年8月15日、昭和天皇の終戦詔(玉音放送)から始まる・・・
 
当初、国民党は台湾人に歓迎されるが・・・、腐敗、搾取、で失望される。
そこへ「2・28事件」(白色テロ)が起き、本省人(台湾原住民)と外省人(大陸)、との争いになるも日本軍が去った後、本省人は武力・警察力を持たず数万人(主に知識人)が逮捕され処刑される。その頃の物語です。
 
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主人公の兄弟「林家」の長男が語ります。
 
「台湾人は哀れだ」
日本人の次は中国人」
「食われて 踏まれて 捨てられる」
 
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聾唖者で4男(写真館経営)の主人公は兄や、友人が投獄され殺されてゆくのを知って、家族写真を撮る。
 
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そしてどこかへ去ってゆく・・・
そして、国民党政府は1949年12月中華民国の建国宣言をする抒情的で物悲しい映画です、
日本語字幕があればいいのですが、映像と音楽はとても奇麗です。