梅雨になると、なんとなく急に涼しい日が出てきたりするな。
風邪など引いていませんか?
俺はまた花粉なのか、はたまた湿気によるカビか、ほこりか。くしゃみがものすごく出るぜ!

梅雨の季節になるといつも、暑いのに窓を開けられない、とか、湿気の対策に苦労する、とかなんとなく悩みが多いような気もするけど、
あの蒸し暑い雨の匂い、俺は嫌いじゃないんだ。
なんとなく「むん」とするような、でも草の匂いも混じっているような、夕立とはまた別の匂いがします。

俺の中では形容するなら、夕立のアスファルトの匂いや梅雨のじめっとした匂いは、どちらも


青春の匂い。


だな。


いい匂いか?と聞かれたら即答で「いいにおいだ!」とは言えないが、きっと外で過ごしていた十代の思い出が詰まっているからこそ、いい匂いに感じるのだと思う。
それこそ工場の油の臭いが、なんだか落ち着くというのに似ているかもしれないな。
俺の青春の匂いがする季節がやって来た。

50ccのバイクでどこまでも走って、友達と夜中に集合しては公園で過ごしたり、
夜明け近い横浜の街を眺めていた頃の匂いだ。
今やりたいか?といわれたらわからないけど、でももっともっと青春をしたいなぁとは思うな。

俺はまだ青春だ。

青春なんてきっと、何度でもくるんだと思ってる。

悩んだり、恋をしたり、友達との時間があったり、何もかもがきっと青春だ。
本当はいくつになっても。

でも、昔不器用でも恥ずかしいようなことも、真っ向から向き合えたことが、段々といけないことのような気がして青春が終わるのではないかという気がする。
だからいつまでも成長せずにアホなことをし続けるのではなく(もちろん!)、
あの正面から行ける気持ちを、不器用ながら進んでいく気持ちを思い出したい。
責任や義務も大切なことだ。

とっても!

でもたまには冒険したい。

迷惑をかけるような冒険じゃなく(笑)、日常の中にある変化に気付きたい。

いつまでも。

あの頃から乗っているバイクが段々とボロボロになってきた。
でも俺はまだボロボロになるには早いぞ。
キラキラしようじゃないか。

それこそ青春真っ只中の少年たちよりも。