俺はどちらかというとかなりのお調子者である。
ヘラヘラするのが得意です。
えへへ~そ~かな~♪なんてアホな顔をするのが得意です(笑)
別に誇れるわけではないけど、そんなお調子者の俺の周りには、なぜだか真面目な男が多い。
比率で言ったら
50分の1がお調子者。残りは真面目な男が多い(笑)

真面目な男友達と話していると、なんとも素晴らしいなぁと感心すると共に、すごいけどそんなに頑張って疲れないのかなぁ?なんて心配にもなる。
昔々、時間があったのでみんなでパチンコに行ったことがあった。真面目な男も無理矢理な感じで連れていった。
そのときに勝ったのはそいつだけ。少しは楽しんでもらえたかなと思ったのだけど、パチンコを終えて外に出ると浮かない顔をしていた。
「なにか違うな」って。
それで夜までなんか違うと言いながら落ち込んでいて、あげくその金でご馳走してくれた。
逆に悪いことしたなぁって、反省した。

他の真面目な男は、仕事で使われて使われて休みなく働いていた。朝も夜中も働き通しで、でも減らしてくれとは言えないと、仕事を変えることを考えているけど変えることも出来ないと。
結果そいつは体を壊してしまった。
真面目に取り組みすぎていい人になりすぎた。
今は療養中。真面目に取り組んでいる姿は素晴らしいけど、体まで壊すほど働いたらなんの意味もなくなってしまうじゃないかって、余計に心配になった。

真面目な男たちは不器用だ。俺もだけど、色んな事への妥協をしないんだ。
何でもかんでも完璧にこなそうと思うのだろうか、真面目すぎてそこに真っ直ぐに向かいすぎて、自分の生活まで捧げてしまっていた。

俺も昔はそんな感じに生きていた思う。
何でもかんでもパーフェクトに。
すべて与えられたものは食べる、そして消化出来ないまま次を食べる。それを繰り返していたら、案の定倒れて数年なにもできなくなってしまった。
その数年歩くこともままならない状態を経験した時、多分俺のなかでなにかが変わったんだろうな。
別に全てを不真面目に取り組む訳ではない。もちろん真面目にするところはする。
与えられた仕事は与えられた範囲内でする。自分一人では無理だと思ったら誰かにお願いしてみたりできることもあるので、それはお任せする。
一人には限界がある。
そして一人で出来ることもある。

俺はそんな真面目な友達に囲まれているけど、二人を割ったらどうかな?なんて考えてしまう。
もう少し休憩をとれる真面目な男だったり、のほほんとしている俺はたまにシャキっとしたりね(笑)

真面目な男はカッコいい。でも心配なことも多い。
息抜きしてるのか、せっかくの休みに動きまくって疲れはてていないか。

俺はちょっと頭のネジ取れてるから(最初からね)抜けているところが山ほどある。
その足りてないネジを真面目な友達に1本分けてもらいたい。
だからそれを分け合うために一緒に買い物に出たりする。
服を買ったりしてね。楽しいことを提供する。ちょっと嬉しそうに(パチンコはしないよ)服を選んでいる姿にほっとするんだ。

どんなに真面目に生きていたってきっと、休息は必要なんだ。どんな人にでも。
ぎちぎちに詰め込んでたら息がつまるでしょ。
もしも休みがないなら、せめて部屋のなかでテレビを見る時間を。なにもせずに眺めるだけでも。
本を読むのもいいかもしれないけど本だと気持ちの余裕もないといけないもんね。

俺にもきっと少しの休息は必要。
たまにはゆっくりと。買い物したりテレビをゆっくりみたり、誰かと話をしたり。

真面目な俺の友達、元気ですか?体調はいかがですか?
俺は幸せに暮らしているよ。
たまにはゆっくりさ、ドンキホーテにでも買い物行こうよ♪あのごちゃごちゃに囲まれてさ。
ゲーセンでもいいね!最近行ってないし。
家でゲームでもいいよ♪酒飲んでもいい。少しね♪

なんでわざわざ真面目な男たちとつるむのか。

答えはひとつだ。

とにかく好きなんだ、その不器用なかっこいい生きざまが。

俺もかっこよく生きていくぞ。キラキラしたいんだ。こんな年齢になってもさ。
まだまだ男前に生きたいんだよ。