実際に会ってみると、そんな思いはどこかへ消え去られ、車内には芝職人のエンドレスなtalkと私の笑い声が響いていた。
彼は不思議。パッと見はタバコ、酒、ギャンブル等。どれかはかじってそうな雰囲気だが、家の家計は彼が封筒に毎月、食費・生活費・自由代・貯金等、振り分け、奥さんに渡しているらしい。失礼だが、見た目からは想像も付かなかった。
そんな中、彼に一番興味を持ったのは、人の気持ちを瞬時に見抜き、その人を今一番良い気分にさせる事の出来る能力に長けている点だ。それに加えて笑わせる事も出来る。
正に私と真逆。そんな話を独占して聞けるのは、ラッキー。笑い最高。この人面白い。優しい。何かと褒めてくれる、嬉しい。
…結局、別れ際のAM2:00にはいつの間にか、この人凄い、良い人と思っている自分がいた。
芝職人、何かズルい。嘘だと分かっていても、褒められたり、認めて貰えると、嬉しい。
あれだけ喋ってもまだ謎が多過ぎる。
『今度。映画でも…。』
どうしよう。。。