人の死がこんなに辛いものだとは思ってもみなかった。
孫の私がこんなに辛いのだから、おばあちゃんの気持ちは測り知れない。
元旦にお通夜。
2日にお葬式。
淡々と時は過ぎていった。
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納骨式では、おじいちゃんの好物のお饅頭やおじいちゃんの庭で採れた新鮮な野菜等を備え、お骨を納めた。
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おじいちゃん位の年齢の人が孫と楽しそうにしている姿や、似ている人を見ると昔を思い出す。
よく近所のスーパーに連れて行ってくれた。
いつもマグロ一杯食べさせてくれた。
近所の公園にも連れて行ってくれた。
チョコレートもアメも沢山くれた。
ソファーで眠りそうな私にそっと毛布を掛けてくれた。
面白い話も沢山してくれた。
そんな事を考えているとなりふり構わず涙が溢れて来る。
私の世界でたった1人のおじいちゃん。おじいちゃんはもうこの世には居ない…。