履いている靴や下駄を空高く放り上げ 明日の天気を占うのが
昔ながらの子供の天気予報だった。
雲の様子や虫たち、動物の様子を見て 明日の天気を占うのは
経験を積んだ 大人達の天気予報だった。
その下駄がいつしか衛星に変わり
高く上がった衛星からの情報を元に 詳しく天気を記すことが
現代に求められる天気予報となっていった。
現代のコンピューターは さらに進化し続ける。
3月1日、気象庁のスーパーコンピューターが更新され
その計算速度はこれまでの28倍にもなるというのだ。
>スーパーコンピューターの更新は5年ぶり。
1秒間に21兆5000億回の計算ができるようになる。
現在は6時間先までの降水予報を5キロ四方ごとに計算している。
3月からは1キロ四方ごとの計算が可能になり、
どの地域にどれぐらいの強い雨が降るか、より細かく予測できるようになるという
天気予報は先の計画を立てるに当たっては確かに大切で
なくてはならない情報だろう。
台風の情報や 雪の情報など 関係者には死活問題にもなりかねないのだから。
ただ、こういったコンピューターが導入されることにより
てるてる坊主の存在意義はますますなくなっていくだろう。
私は個人的に 雲の上で雷様が下駄を放り投げて
明日の天気を決めているんだと やはり思いたいのだ。