学校から帰り 宿題や来週の学校の支度を終えた娘が

なにやらはにかみながら にじり寄ってきた。


「宿題全部終わったの?」


「あのさぁ。宿題は 絵日記とねぇ もう1つあるんだ・・・」


と 語り始めた娘。

もう1つの宿題と言うのは


お母さんに ギュッとだっこしてもらうこと


なのだという。


「みんなねぇ 聞いて、『え~~~ やだぁ』 なんて笑ってたんだよ」


とは言うものの 娘の顔はいつになくデレデレである。


たしか こんな宿題、1年の時も2年の時もあったなぁ。

それにしても 「抱っこ」 が宿題になるなんて。

まるで 公共広告機構のようではないか。


しかし よく思い返してみても 改めて娘を抱っこするなんてこと

こんな機会でもなければなくなってきているのかも。

毎日時間にばかり追われ 娘を急かすことばかりで

じっくり成長を 身体で確かめることなど してきただろうか。


ご飯を食べたと言っては 「宿題は?」

お風呂に入ったと言っては 「宿題は?」

歯を磨いたと言っては 「宿題は?」

と 期待にウズウズしながら 待ち構えている。

それをさりげなくかわすのも ちょっと楽しかったり。


「はい、お待たせ」

と 広げた手に 満面の笑みで飛び込んできた娘は

抱えあげるのもやっと。さすが学年一の背の高さ。

きっとこれからますます背も体重も増えて 私を超えて行くことだろう。


宿題は 一応終わったのだが

明日も明後日も 「パート2」 「パート3」 をやってみようかと思うのであった。