誕生と同時に赤ちゃんは 大きな産声として泣き声をあげる。
元気の証と親も医師も ほっと胸をなでおろす瞬間でもあるが、
ちょっと待っていただきたい。
どうしてその赤ちゃんは だれもが同じように泣くのだろうか。
本能的にDNAに組み込まれているプログラムではあるものの
まるで見計らったかのようなタイミング。
実は 胎内で練習しているかもしれない、という研究結果がもたらされた。
>妊娠後期の胎児のビデオ記録超音波映像で、母親の腹部で発生させた
低デシベルの騒音に対して驚きを示し、口を開ける、舌を出す、
息を吐く前に数回の不規則な呼吸をする、再び落ち着くといった
泣き行動がみられることが示されている。
この結果は、これまでに泣くことが知られていないヒト胎児の
第5の行動状態である可能性があることを示すものであると研究者らは述べる。
これまでに出生前の胎児において認識されている行動には、
安眠、活動状態、静かな覚醒状態、活動的な覚醒状態がある。
妊娠28週頃にはこういった行動が見受けられるようになる。
胎児の頃に 母親の声や周りの音が聞こえるという話はよく耳にする。
専用の送話装置も販売されているほどだ。
『泣き』 の行動が発見されたのはほんの偶然のことである。
母親のタバコとコカインが胎児に及ぼす影響を調べている時に発見されたそうだ。
例えば、あるビデオクリップでは、女性の胎児が音に反応して頭を動かす、
口を開ける、舌を出す、深呼吸前に1回の短い呼吸をすることが認められている。
次いでこの胎児は、胸を張り、3回の速い呼吸とともに顎を震わせ、頭を大きく傾ける
といった行動を取ったというのだ。
泣くという動作は意外と複雑な行動らしい。
胎児のうちにしっかり練習を積んで、いざこれから一生を過ごす
明るい世界に飛び出した瞬間に その成果を親に見せる。
これもなかなかの親孝行ではないか。 感(┳∧┳)動