アレックス君


こちらは ヨウムというオウムの一種の アレックス君である。

彼、アレックス君は29歳で 今が青春真っ盛り(?)

もちろん 知能だって抜群なのである。


>現在、アレックスは50もの違ったものを区別することができ、

7つの色と5つの形を覚えている。

「同じ」と「違う」の概念を理解しているし、その場にないものをおねだりすることもできる。

だが、おそらく最も興味深いのは、アレックスがどうやら自分で覚えたらしいある概念だ。

研究者のペッパーバーグ助教授はこれを「ゼロのような概念」と呼んでいる。

ヒトは通常、ある程度の年齢まではゼロの概念を理解できないし、

ペッパーバーグ助教授の知る限りでは、ほかに同じような理解をしている鳥もいない。


アレックス君との学習の一環で、上の写真のような

色つきの積み木(ブロック)を 数えさせるということをした。

アレックスにはたとえば、「どの色が3つ?」といった質問に対し、

トレーの上に同じ色のブロックが3つしかないものがどれか、

色の名前で答えることを求められた。

ある日、ペッパーバーグ助教授はアレックス君に尋ねた。「どの色が3つ?」

「5つ」とアレックスは答えた。


ところが トレーの上には同じ色が5つというものは乗っていなかったのだ。


そこで 「どの色が5つ?」 と聞きなおすと アレックス君は即座に

「None」 そんなのないよ と答えたのである。


アレックス君は人の言葉を真似るだけではなく

自分の頭できちんと考え、理解して人と会話をすることも可能な鳥なのだ。

アレックス君の知的能力は クルミほどの大きさの脳しか持たない動物にも

人間のしていることの一部はできる、ということを示しているし、

ほかの種の鳥の能力の研究に道筋をつけてもいると言える。


日本にも 高度な知能を持った

アイと、その息子アユムというチンパンジーが

京都大学霊長類研究所 に暮らしている。

人間のやり方を そのまま動物に押し付ける方法は

100%正しいと言えるかどうかは わからないが

彼らとのコミュニケーションの手段として 私たち人間が 彼らの言葉を理解することが

できない以上 彼らに人間の言葉を理解してもらうことで

相互理解を深める事になるのかもしれない。


・・・とすれば 本当に知能が高いのは

私たち人間なのではなく、人間の言葉をマスターし、コミュニケーション手段として

活用することができる動物たちのほうなのかもしれない。