米国の校内暴力は、以前ミネソタ州の高校であった銃乱射事件のような
暴力だけでなく 弱者をいじめる暴力も頻発し、増加の一途である。
自分の子がいじめをしていると思っている母親は30%に達しているらしい。
そこでワシントン大学では、こういった暴力事件の対策の一環として
未就学の年齢の子供達の テレビの視聴を制限することを勧めている。
>両親から情緒的な支援と認知的刺激を受けている 4 歳児は
学童になっていじめをする率が低いが,
テレビを見る時間が長くなるほど小学校に入っていじめをする確率は高くなっていた
確かにテレビを子守代わりにするのはよくないということは
以前から言われてきた事である。
テレビは受容メディアである。
相手と会話をすることなく 一方的に目と耳から情報が入りこんでくる。
子供にとってテレビから受ける刺激は強烈なもので
泣いていたり他ごとをしていた子供が テレビがつくと静かになったり
夢中で見ている事は否めない。
特に何度も流れるCMなどは 必ず音楽を伴うため
テーマ曲を覚えてしまい 可愛らしい振り付けをしながら歌ったりする姿は
親が目を細める瞬間でもある。
しかし だからこそ相手との会話ができないという極面も併せ持つのだ。
>テレビの影響の調査から,「 4 歳時の 1 日のテレビ視聴時間について
標準偏差+ 1 (3.9時間)で,6 ~11歳で母親からいじめっ子と見られる確率が
約25%高まっており,これは臨床的に有意な結果になった」と説明。
「これまでテレビ視聴による悪影響として肥満,無関心,他の攻撃的行為が
挙げられていたが,いじめ行動もこれに加えたい」と指摘している。
もともとわが家はテレビを見る時間が それほど長くはないのだが
子供が選ぶ番組は 多少注意を払っているつもりだ。
相手を嘲笑することを 芸風としているお笑いタレントが出演する番組
食べ物や命を粗末に扱う番組
暴力が盛り込まれた番組
等である。もちろん 他にもあるだろうが すぐ思いつかない(^。^;)
ただし 子供が見たいと言えば 少し見せる。
そして そういうシーンが出てきた時に 話すのだ。
「こういうことって 見てて面白い? こんなこと 自分がされたらどう思う?」
頭ごなしに 「見るな」 と制限するほど子供たちは興味が湧くだろう。
しかし 自分で見て、自分の立場で考えれば 自らの意思でスイッチを切る。
相手を嘲笑する行為というのは いじめに直結する。
視聴時間も大切だが やはり番組の質もよく考える必要があるだろう。