6月21日の記事で 実家の猫が亡くなったことを書いた。
実家にはもう1匹、猫がいて もう16歳と高齢だが
愛嬌もあり とても可愛らしい顔をしている。
今日、その猫の顔を見に実家へ行ったところ 変な話を聞いた。
「なんかね、その子の呼吸がちょっとおかしいみたいなの」
「抱くと咳き込むし 降ろしてからもちょっと苦しそうなんだけど」
聞くと1週間くらい前からの症状だそうだが まだ病院には行っていないそうだ。
「前の猫のこともあるし 心配だったらちゃんと診せないと」
と、私の猫達がかかっている病院に連れて行くことにした。
先生は診るなり顔を曇らせた。
「呼吸がやはりおかしいです。レントゲンを撮りましょう」
そして その結果は、素人目にも歴然としていた。
肺が縮んで あるべき場所が白くにごっているのだ。
「これは胸水です。かなりの量がたまっています」
おかしいと気付いたのは1週間前だが、それどころではないくらい前から
多分溜まっていたのだろうということだった。
「この1週間で亡くなっていてもおかしくなかったです。奇跡的といえるかもしれません」
そのくらい、事態は逼迫していたのだ。
「でも先生、この子今でも押入れに飛びあがって、お布団で丸くなって寝てますけど」
「それが不思議なくらいです。こんな状態では普通はありえませんから」
その場ですぐできることとして(身体に負担をかけないで)
血液検査とエコー検査をしてもらう。
「暴れると それだけで心拍数が一気に上がり、心臓が止まってしまうかもしれません」
ということで 私が付き添う事となった。
さいわいおとなしい猫ということもあり 問題なく検査終了。
しかし やはり溜まった胸水は抜く必要がある。
そのためには 軽く麻酔を施すこと。
そして呼吸を確保するために気管内挿管を行うこと。
全身状態によっては その処置で命を落とすリスクもあること。
そんな説明を聞いた上で 処置に同意を求められた。
診察終了後に処置をしてもらい、結果を電話で教えてもらう事となった。
呼吸がおかしい。その診察だけをしてもらうつもりだった母は
意外な展開に ちょっと驚いたようだった。
遅くとも10時ころまでには電話できると言われた病院からは
時間を廻っても連絡がなく こちらからかけても留守番電話に繋がるだろう。
明日の診察開始を待って・・・と思っていた矢先 電話が鳴った。
先生の説明によると 胸水は両方の肺からそれぞれ抜かなければならず
そのため時間がかかったこと。
今は肺が広がったため呼吸は安定しているが ドレーンを挿したままであること。
今後検査をして あらためて原因の究明と治療方針をうちだしていくことなどが話された。
「遅くなってしまい、申し訳ありません」
そういう先生は ずっと実家の老猫の処置をしてくださっていた。
かかってきた電話
23時20分。
ありがとうございました。