ふかひれである。
宮城の気仙沼では ふかひれの天日干しが
最盛期を迎えている。

高級珍味として名高いふかひれであるが
写真のように山から吹き下ろす寒風に当てて
約50日もの間 乾かし続けるのだという。
そうして出来上がったものは首都圏を始め
本場香港や中国にまで 輸出されるのである。

ところで ひれ以外の部位はどうなるか。
サメは排尿器官が未発達なので、体内に尿素が蓄積されるため
死んでしまうと尿素がバクテリアにより アンモニアに変化する。
そのニオイのため 敬遠されがちなのであるが
アンモニアのおかげでサメ肉は腐りにくく2週間ほどもつといわれている。

通常かまぼこや ちくわ、はんぺんなどの練り製品にされている。
実は日本はサメを以前からよく食べているのだ。

その他、肝油や軟骨(サメには軟骨しかない)も
実に有効活用されている。

最近ではウレアーゼや発泡剤と共に擂潰して膨化させた後,60~110℃で加熱することにより脱臭する技術が特許を取り
スナック菓子等にも応用されるようになってきた。

ひれだけでなく 少しでも有効活用することにより
サメの命を無駄にすることなく ありがたく頂戴したい。