長崎の長崎ペンギン水族館で今年初めてのひなが誕生した。
15日にふ化したケープペンギンで、67グラムだった体重は
25日現在343グラムと順調に育っている。

>ケープペンギンは南アフリカ沿岸の温帯域に生息。繁殖期は通常温暖な春と秋で、1月のふ化は非常に珍しいという。飼育員も「酉(とり)年に合わせたのでしょうか」とびっくり

だそうだ。

通常この暖かそうな産毛は半年ほどで生え変わり
大人と同じ毛質になるのだそうだ。

しかし、いつでも人間の手でエサがもらえる水族館と違い、
野生の世界では その環境はずいぶん過酷なようだ。

>南極大陸の太平洋側、ロス海に浮かぶ巨大な氷山が接近した影響で、ロス島に巣を営むアデリーペンギンのヒナの多くが餓死する恐れが出ている。近くでオキアミや小魚などのえさを取れなくなっているためだ

巨大な氷山は四国の6分の1の3100平方キロメートルほどもある。
その大きな氷山に阻まれて 餌場に行くまでに
親ペンギンがヒナに与えるえさを捕るため、海まで片道50-90キロも歩かなければならない。親ペンギンが歩けるのは1日40キロで、往復には3-5日かかることになる。

ヒナは体力をつけるためと、早く大きくなるために
2日ごとにエサを与えられる必要があるのだ。

全体の割合からすれば 育つことが出来ないヒナの数は
微々たるものなのかもしれない。

しかし もしこの氷山の接近が温暖化の影響だとしたら・・・
やはりこのヒナたちも人間の『便利さ』の犠牲になっているのだろうか。



著者: 鎌倉 文也
タイトル: ペンギン・ファミリー―鎌倉文也写真集