2022年映画5本目は2020年アメリカ制作
「 ミナリ」
あらすじは
1983年。ジェイコブとその妻モニカ、幼い子ども2人、デビッドとアンから成る韓国系家族は農業で成功する夢を目指し、アーカンソー州に土地を買って引っ越してくる。
だがそこは農業に必要な水源を探さねばならない土地で、ジェイコブはそれに苦心することになる。
やがてモニカは一家につながりを取り戻そうと、母国の韓国から母親スンジャを呼び寄せて同居させることに。
それでもジェイコブの事業はなかなか軌道に乗らず……。
(WOWOWより)
感想は【ネタバレです】
あ〜ぁ、なんちゃら賞最有力!!って感じの映画です。
期待して見に行ったが、その予想を遥かに超えた感動の作品だった。
ラストの感情の盛り上がり方がすごすぎて、心を鷲掴みにされた印象。
号泣している人もチラホラ。もはや感動という言葉すらチープに思えてくる。
家族が支え合う計り知れないエネルギーが伝わってきた。
って某映画紹介サイトに書いてありますが、断じて号泣などしません!
韓国からアメリカに移住し農園経営で成功を夢見る若夫婦がいます。
成功とは程遠く、病弱な息子もいるので奥さんのお母さんを韓国からベビーシッターとして呼び寄せます。
しかし、お母さんは脳卒中で倒れ半身不随になります。
若夫婦家族が出掛けているときに、体が不自由ながら手伝おうと不用品を燃やしますが、火が出荷待ちの野菜が入った納屋に延焼します。
2時間15分ほどありますが終始盛り上がりはほぼありません。笑いや涙もありません。
なんの相談も成功の確証もなく農園経営に夢見る夫。それに嫌気がさす奥さん。
そこにお母さんの脳卒中&火事。
不幸だけど、映画になるほど不幸ではありません。
夫さえちゃんとすればいいだけの映画のように感じます。
でも映画になるほど悪い夫ではありません。
この年のアカデミー賞は「ノマドランド」と争い、「ノマドランド」が受賞しました。
五十歩百歩、目くそ鼻くその差でしょう。
「ノマドランド」も「ミナリ」も食事のシーンが汚いです。
立て膝で食べるシーンがありますが、ちゃんと座って、肘は体に付けて食べないとママンから怒られちゃいます。
- 退 屈 し な い 度:★★☆☆☆
- 人 に 勧 め る 度:☆☆☆☆☆
- 数年後に 見返す度:☆☆☆☆☆