2022年映画1本目「 ホテルローヤル」 | 穏やかに生き急げッ!

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映画・小説ネタはすべてネタバレですので見てない方は気をつけてくださいね。

2022年映画1本目は2020年日本制作

「 ホテルローヤル」

 

 

【あらすじは】

北海道の釧路湿原を背に建つ小さなラブホテル、ホテルローヤル。

経営者家族の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、ホテルの仕事を手伝うことに。

アダルトグッズ会社の営業・宮川に淡い恋心を抱きながらも何も言い出せず、黙々と仕事をこなすだけの日々。

そんな中、ホテルにはひとときの非日常を求めて様々な客が訪れる。

ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、雅代たちはマスコミの標的となってしまう。

さらに父が病に倒れ家業を継ぐことになった雅代は、初めて自分の人生に向き合うことを決意する。

(映画.comより)

 

【感想は】

昨年の6月に原作を読んでWOWOWで放送していたので録画したのを今年1本目で鑑賞です。

原作を読んだ時には

「映画も観てみたい気もするのですが、主人公は波留!では無いなぁ~。

なんかストーリーも原作と違いそうな感じだし。」

って感想を残しています。

 

そんなネガティブな感想を持ってごめんなさい。映画、良かったです。

この映画は原作の削ぎ落とし方が上手です。

原作はホテルローヤルを舞台とした7編の短編集です。

映画では7編のうち6編を描いてあり、それぞれの物語の大筋を変えないで簡潔に描いて、うまく一つの物語ににしています。

 

主人公の波瑠も静かな演技で映画の雰囲気とよく合っていました。

 

 

お母さんが男と蒸発し、お父さんも出て行って、電話も着信拒否されて住むところも無くなった女子高生役を演じる伊藤沙莉さんが絶望的な立場なのに明るく振る舞っている女子高生役をうまく演じています。ベストなキャスティングです。

 

ラストは原作を加筆したような感じで、波瑠の両親がホテルローヤルを開業した当時と、現代を交差させながら描いてあります。

 

 

原作の雰囲気を壊さず、劇中のBGMもよく、エンドロールも最後まで見られました。

新年最初の映画鑑賞としては上々の滑り出しです。

 

今年もたくさん見るぞっ〜!えいえいおっ〜!!

 

 

  • 退 屈  し な い  度:★★★☆☆
  • 人 に  勧 め る  度:★★★☆☆
  • 数年後に見返す度:★★★☆☆