【神仏を味方に幸せな人生へチェンジ!】
不動明王ヒーラーの佳世です。
さて、先日からの
「ほとけさま」シリーズ。
お次は【菩薩】です。
如来が修行の完成者だとすると
「菩薩」は修行途上の存在です。
修行の中身には
他人や生き物たちの救済活動も
含まれます。
自ら修行をしながら
人々を助け回っている
言うなれば奇特な英雄が、菩薩です。
服装は王子時代の釈迦のように
豪華な飾りを身にまとっています。
(ただし地蔵菩薩を除く)
菩薩とは
菩提薩埵(ぼだいさった)の略で
「ボーディサットヴァ」の音訳です。
サンスクリット語で
悟りに向かう存在という意味が
あります。
<主な菩薩>
観世音菩薩
清水寺や浅草寺の本尊は
観世音菩薩です。
観世音菩薩は様々な姿で
私たちを救ってくれるありがたい
菩薩です。
手が千本あったり(千手観音)
顔が十一もあったり(十一面観音)
するのは救いの手段を
たくさんもっていることの象徴なのでしょう。
弥勒菩薩
広隆寺や中宮寺は
神秘的な弥勒菩薩の像があること
で有名です。
弥勒菩薩は、現在天上にいて
将来救世主として地上に現れるため
に待機しているそうです。
文殊菩薩
「三人寄れば文殊の知恵」で
有名な文殊菩薩は、特に知恵に
秀でた菩薩です。
法隆寺の金堂に
釈迦如来像の脇侍として
普賢菩薩とともに鎮座しています。
地蔵菩薩
菩薩で最もなじみ深いのは
地蔵菩薩でしょう。
お地蔵さまは
全国の路上どこにでもおり
輪廻のどんな境遇に生まれた者でも
救おうとがんばっていらっしゃいます。
如来が修行世界の大先輩とすると
菩薩はそれに次ぐ大先輩です。
ある意味では
如来より菩薩の方がありがたい
先輩ともいえます。
というのは
徳の高い菩薩たちは
自分自身が悟りすまして
完全な頂点に達するのを
諦めてまでも
人々の救いのために
奔走しているからです。
大乗仏教では
自分の悟りよりも
他人の救いを重んじるという理想を
もっているので
信仰や瞑想の世界でも菩薩の
ありがたみはさらに増しています。
次回は
呪力の化身【明王】について綴ります。