夫が

2005年、進行性の胃癌に。(ステージ3B)

胃の全摘、抗がん剤治療・・・・

2010年、大腸・小腸転移、開腹手術の結果、

腹膜播種。手術室に呼ばれ・・・取り切れない癌を見せられました。

小さな白い点のような物でした。

強い抗がん剤治療になり、あっというまに全ての脱毛(鼻毛・眉毛まで)

2013年、前回手術した大腸の同じ場所に癌再発。

再発した癌が原因で腸閉塞。腸管で数日かけて便を引き上げる処置をして、

開腹手術ではまた腸閉塞を繰り返す可能性があるとのことで、

人工肛門の知識はなかったのですが腸閉塞の苦しみから

解放されたい一心で迷わずストマー造設しました。これは本当に苦労の連続。

薬を変えながら抗がん剤治療は続きます。

 

2015・3月、急に発熱し肺炎で入院し敗血症と診断され、抗がん剤治療はお休み。

発病してから強い抗がん剤でも滅多に吐くことはなかったのに、

錠剤の薬を吐いてしまい検査の結果、小腸の癌が異物反応をおこし狭窄するようです。

いくつかの選択肢から、夫は開腹してバイパス手術を決断しました。

少しは食べられるようになました。

 

※癌と共存しながら入院以外、夫は亡くなる直前まで通常勤務でした。会社の理解に感謝、夫の努力に感謝※

 

4月のバイパス手術の痛みが収まると入れ替えに癌の疼痛が始まりました。

ロキソニンの効き目が薄れ座薬のモルヒネが処方されました。

座薬の効き目も限界となり、パッチのフェントステープとなり・・・。

入退院の繰り返しポートの処置・在宅医療、在宅で痛みのコントロールが不能となり入院。

ミタゾラムでの呼吸の抑制を私が選択し

2015.7.25 夫は逝きました。

 

大まかな闘病の経緯です。2年が過ぎ今さらのようですが

夫がいた時間・今の生活等を記しておきたく、綴っていこうと思います。